岡山シティミュージアムで行われる、オーストリア=ハンガリー帝国皇妃エリザベート
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輝ける王妃
ヨーロッパ一の美女と、愛と死の輪舞
【なずな】 2012年11月22日
今晩は、なずなです。
オーストリア・ウィーンで良く見かける人物といえば、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。
お土産物屋さんには必ず彼のチョコレートや、マグカップ、メモ帳などなど、沢山のグッズが
並んでいます。特にチョコレートは各社から‘モーツァルト・チョコ’が出ています。お店の前に
等身大パネルがあったり、ミラーボール宜しく金のモーツァルトチョコがくるくる回っていたり。
私も何種類か買いました。
金色のモーツァルト・チョコ。
そして、モーツァルトの次に、良く見かけるのが「エリザベート」、通称「シシィ」です。
今でもオーストリアの人々に愛されているうえ、その生涯はミュージカルにもなったり
して、海外でも良く知られているそうです。恥ずかしながら、私はほとんど知識を持って
おらず、一緒に旅行した友人に至っては『・・・誰?』という感じだったのですが、2日
オーストリアにいただけで、2人とも「シシー、シシ―」となっていました。
ハプスブルク家の夏の離宮であったシェーンブルグ宮殿。シシ―もここで
過ごしました。豪華絢爛な部屋に圧倒されました。しかし、ハプスブルク家の
人々は皆悲しい人生を送っているような感じですよね。こんな豪華なお城に
住んで、何不自由ない暮らしをしても、心が満たされないのは悲しいことです。
さて、今日はタイムリーにも、エリザベートにまつわるイベントを見つけたのでご紹介。
輝ける皇妃 エリザベート展 ≪星の髪飾りの輝き・・・!≫
岡山シティミュージアムで行われる、オーストリア=ハンガリー帝国皇妃エリザベート
の展示イベントです。エリザベートは、ヨーロッパ一の美女としても知られています。
その美貌はかなり広まり、エリザベート自身もその若さと美貌を保つために、並々
ならぬ努力をしていたそうです。ダイエット、コルセット、美容、などなど・・・。
16歳でオーストリア皇帝のフランツ・ヨーゼフ1世に嫁ぎます。華々しい宮廷生活ですが、
夫は執務に忙しく、姑との間には確執があり、日常から逃れるように旅にばかりして
いたそうです。
このイベ ントでは、そうした美しくも悲しい運命をたどった皇妃エリザベートにまつわる
ものが紹介されます。衣装、宝飾品、絵画、家具など、およそ120点の品が展示される
そうです。
そして、個人的に注目なのが、エリザベートが気に入っていたという星の髪飾りです。
日本初公開だそうです。このダイヤモンドを使った星の髪飾りは、夫のヨーゼフ1世が、
オーストリア宮廷・皇帝御用達の宝石店ロゼット&フィッシュマイスター社に特別に
造らせて、妻にプレゼントしたものだそうです。この髪飾りを付けたエリザベートの肖像画は、
皇帝一番のお気に入りだったそうです。決して円満とは言えなかった夫婦生活ですが、
フランツ・ヨーゼフはとてもエリザベートを愛していたのですね。
このエリザベートの‘星の髪飾り’をモチーフにしたお土産、アクセサリーも沢山売って
いました。私はシェーンブルグ宮殿でストラップを買いました。ウィーン市内のスワロフ
スキーでも、シシ―の星(・・・と我々は呼んでいた)モチーフのものが売っていました。
ちなみに、この星の髪飾りは、『魔笛』のオペラを見て、夜の女王に感激したエリザベート
を 喜ばせようと夫がプレゼントしたそうです。舞台で夜の女王が付けていた星の髪飾りが
モチーフになっているのだそうです。
なんと、我々はウィーンの後にベルリンを訪れたのですが、そこで『魔笛』を観ました。
なんだかシシ―とのつながりというか、偶然な出会いみたいなものを感じますね。
シェーンブルグ宮殿で買った、シシ―の星ストラップ。
本物の星の髪飾りには及びませんが、キラキラして綺麗です。
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