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思いがけない冒険

旅はいつでも冒険


【なずな】 2012年11月17日


今晩は、なずなです。

 


一週間ほどヨーロッパを廻ってきました。

羽田→パリ→バルセロナ→ウィーン→ベルリン→フランクフルト→成田

パリとフランクフルトは乗り継ぎでしたが、ちゃっかり免税品を買ってきました。

 

昨年はポルトガルとスペインでしたが、今回は行きたいところが多くて

3か国になりました。しかし、ヨーロッパは距離が近いですし、チケットも

高速バスなみに安いですから。

 

日本からそれぞれの国に行こうと思うと結構大変ですが、ヨーロッパ内の

移動なら簡単。EUなら出入国の面倒もないですからね。

 

ヨーロッパ内は所謂「LCC(ローコストキャリア)」格安航空会社だったので、

遅延やら、キャンセルやら、荷物の遺失があったらどうしようと心配していま

したが、なかなかどうして、結構良かったですよ。飲み物や、軽食、チョコレート

までくれたり。CAのお姉さんも可愛くて、明るいし。

 

そんなわけで、昨年のように、フライトが遅れたり、荷物が無くなったり、と

いったトラブルはなかったのですが、やはり旅にはトラブルというか、ちょっと

した事件がつきものですよね。

 

結構豪華なパンフレットと、派手なセールストークで、やや押し切られる形で

半信半疑ながらも、買ったコンサートチケット。なぜか、オーケストラ、オペラ、

バレエまであるという・・・。

 

 

 

写真ぼけぼけですが、パンフレット&ポスターはなんか豪華っぽくて、演奏者も

「ロイヤルオーケストラ」という大層な名前が付いている。

 

 

まず、会場が見つからない。貰った地図に赤く印がつけてある建物に行くと

「それはここじゃない」と言われ、ひたすら街をさまよう。詐欺だったかと思った

頃にやっと見つけたのは、小さな教会みたいな建物。

 

それなりに歴史のある建物らしく、1821という年号も見える。

しかし、会場は町の公民館ぐらいの大きさ。

 

 

まぁ、雰囲気があるっちゃ、ある。

 

 

 

しかも、なんか舞台がパンフレットと違う・・・。

 

 

右下がパンフレット。・・・・なんか・・・違う・・・。

 

しかも、椅子が学校の椅子みたいなやつ・・・。

 

「プレミアシート」と言っていた席は、赤い布と赤い座布団があるだけ。

椅子は普通の席と同じ。でも、普通の席より20ユーロくらい高かったはず。

しかも、座席表では、ちょっと丸みのあるソファー的な絵だったような・・・?

 

席は、プレミア、ゴールド、シルバー、ブロンズというランクに分けられていて、

私たちは「シルバー」という席の1列目。一つ上のゴールドより10ユーロ安い。

 

・・・が、私たちの席と前の「ゴールド」席の距離は数十センチ・・・。ほぼ同じ。

 

 

席番号紙切れだし。写真撮ってたら、はらりと落ちたし。

バック載ってるのが「シルバー」最前列。目の前は「ゴールド」

この数十センチで10ユーロ違う。

 

 

しかも、クロークにコート預けるのに一人1ユーロかかる(後で聞いたらオーストリア

は結構そういう店多いらしい)寒いから持っていきたかったのに『中は暖かいから!』

って半ば強引に預けさせられた。しかも、ここだけ「ヒトリ、イチユーロ!」って日本語。

結局やっぱり寒かったので、後で「1ユーロいらねーから、コート返せよ」と奪還。

 

客が全然いないかもと思っていたけど、意外や意外、満席に近い。当たり前だけど

入っているのはほぼ外国人。地元の人はこんなとこ来ないか。聞こえてくる言語は

ドイツ語、フランス語、英語、スペイン語、ロシア語・・・?明らかな日本人も3、4組。

 

 

まぁ、やられた。って感じだけど、ここまで来ると面白くなってくる。‘プレミアムシート’

のショボさとか(あれ買った人、どんな気持ちだったんだろう)

 

内容は、オーケストラには程遠い人員で構成された楽団による演奏(素人耳には

結構レベルは高いように思える)、オペラ、バレエと、ものすごいバリエーション。

 

でも、負け惜しみじゃなく、なかなかなレベルなところが怒りきれない・・・。

 

 

後日、ピアニストの知り合いにプログラムを見せたら「完全にバカにしてる」との

ことだったが、モーツアルト、ヨハン・シュトラウス、バッハとごっちゃまぜ。そこに

オペラや、バレエも入って、なんだかカオス・・・。お得な詰め合わせと考えるべきか。

 

 

日本で言ったら「歌舞伎と、阿波踊りと、よさこい、ぜーんぶ一緒に見れるよ!」

みたいな感じ?外国人向けのショー的な。

 

まぁ、良い経験になりました。本当にいいものはあんまり宣伝しないということ。

日本の居酒屋とかもそうですけど、客引きしてるとこに良い店はないということ。

わざわざ呼ばなくてもお客さん来るからね。

 

ウィーンに行かれる方、オペラ座や、教会前で客引きをしている宮廷楽団(?)

風のキャッチには引っかからないように、気を付けてください。

 

 

ベルリンでは、このチケットの半額以下の値段で‘本物’のオペラを観ました。

シラー劇場にて、モーツァルト「魔笛」さすがにこれはかなり良かった。

 

 

これが、この旅一番の『冒険』でした。まぁ、そういうことの方が後になると

覚えていたりするものです。

 

 

 

 

映画「ホビット 思いがけない冒険」 東京試写会&舞台挨拶イベント 

≪「ロード・オブ・ザ・リング」中つ国の、60年前が舞台≫

http://evenear.com/event/detail/6146/

 

あの、「ロード・オブ・ザ・リング」のきっかけとなった、ホビットの冒険を描いた映画です。

この冒険に比べたら、私の経験なんて小さい、小さい。

 

 

 

これは、本物のウィーンのオペラ座。いつか行ってみたい。

 

 

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