ブログ
川の流れのように
ゆく川の流れは絶えずして しかももとの水にあらず
【なずな】 2012年10月06日
今晩は、なずなです。
時が流れても、変わるもの、変わらないものがあります。
変わっているように見えて、実は変わっていないもの。
変わっていないように見えて、実は変わっているもの。
川のようにうつろいゆく 『ゆく河の流れ-美術と旅と物語』
http://evenear.com/event/detail/5695/
栃木県立美術館で行われる、「時の流れ」、「旅」をテーマにした展示イベントです。
鴨長明の『方丈記』には、冒頭に「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水に
あらず」という言葉が記されています。河の流れは絶えず流れていて、以前と同じ
ように見えるけれど、実は水はどんどん流れていくから同じ水ではない、という意味
だと私は思っています。
さて、この方丈記は、平安京が天災になったりと、社会が混乱としていた時代に
書かれたものです。日本文学史の名作ですね。
今回の展覧会では、柄澤齊の版画集『方丈記』を皮切りに、美術、文学などの
悠久の時の流れ、芸術家達の旅といったものをテーマとして様々な作品を紹介
しています。およそ100点の作品が展示されます。
ゆるやかに、静かに時は流れ続けます。
最新記事
アーカイブ
ブログ年月別一覧