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コレクター達の祭典! 『魂ネイション2012』
追求し続ける事ができる人は幸いなり。
【セリ】 2012年10月07日
セリです。
今日は、大学の講義を聴きに行ってきました。
大学の近くの駅には美味そうで安そうな飲食店が
沢山あって、良いですね~。本当に、重要なインフラです。
変に観光地ではないので、
学生さん価格であるところがポイントですね。
講義の内容はFacebookの方にも書いたので、
そこには書いていないことで、面白かった事。
講義は、福沢諭吉翁の自伝(?)がテーマだったのですが、
かつて、彼が幕末、大阪の書生時代に、
東京の書生と大阪の書生を比べ、
「江戸に大阪から教えに行くことはあっても、学びに行く事は無い」
と言っていたそうです。
でも一方で
「大阪に日本の偉い書生ばっかりいるわけでは無いし、
江戸の書生が鈍い奴ばかりというわけでも当然無いだろう。
これについては考えねばならぬ」
とも考えていました。考えねばならぬことでもないと思いますが。
彼の結論としては、
その頃の江戸は、いわゆる武家社会で、
書生にとっても、ちょっと洋書が解るとか、翻訳ができるとか、
そんな程度で、いくらでも仕事の口があったんだそうです。
でも大阪は、ご存じ商人の街。
長崎とかならともかく、(一般では)外国と商売ができるという時代でもないし、
ということは蘭学だの英語だの学んでいても、まるで尊重されない環境だったんだそうです。
少し考えると、需要があるなら、供給があるわけで、
江戸の方が優れた人が集いそうなものですが、
どうも、生半可な学問状態で、生計が経てる、というのが、本当に突き抜けた学者を
作るには向いていない、という事らしいです。
なにしろ、大阪では、蘭学だの英語だのを学んで、外国の知識を仕入れても、
まるで、世間から評価されませんし、衣食の足しにもならない。
じゃあ、何のために苦学してるんだといえば、もうこれは理屈じゃない、と。
すなわち「ヤケ」の状態なんだと。
とにかく、苦学して、昼夜関わらず難しい外国の原書を読んで
面白がっているわけで、
そういう西洋の文書を読んでいる人は、日本中には誰もいないわけで、
俺たちだけの世界なんだ、という気概と自尊心だけが彼らの糧になっていたようです。
そうなると、どんなに貧乏してもボロボロでも、食事もロクなもん食べてなくても、
王侯貴族すら見下すことができる精神性がったというわけで、
そうなると苦しい学問が、何やら楽しくなってしまうという心境なんだそうです。
なるほど、これはある意味、最高の快楽なのかもしれません。
なにしろ、自分の域に達している奴は世界に誰もいないなら、
どんな人間であっても、自分を下に観ることはできない(自分視点としては)わけで。
凄く幸せな状態なのやもしれませんね。
人間、人生に一度か、二度は、こんなヤケッパチな状態になるのも、
ある意味幸せへの近道なのかもしれません。
さて、本日のイベント紹介です。
『TAMASHII NATION 2012 ~5TH ANNIVERSARY~』
http://evenear.com/event/detail/5750/
秋葉原UDXで10月26日から28日まで開催される、コレクター達の祭典です。
バンダイが提供したイベントということですから、
バンダイ製品のコレクションがメインテーマだと思います。
「ロボット」、「S.I.C.」、「聖闘士星矢」、「ARTS」など、
様々なブースが設置され、超語金やフィギュアなどの貴重な品が展示販売されます。
「ONE PIECE FILM Z」のフィギュアとか、
2013年で10周年になる「聖闘士聖衣神話シリーズ」とか(懐かしい)、
とにかく、凄まじい数のフィギュアの祭典と言えるでしょう。
僕は、こうしたコレクションとは縁が無いですが、
こうしたコレクションというのも、初めてしまったら止まらないんでしょうね。
お金とか、世間の評価とか、そういうものを超えたところにコレクターというのは存在するのでしょうか。