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永遠の子供
ピカソをして「永遠の子供」と言わしめた人物
【なずな】 2012年08月27日
今晩は、なずなです。
毎日毎日暑いですね。しかし、気付けば朝の日の出が遅くなり、
夕方の日暮れが早くなり、虫の声も聞こえるようになり、少しづつ
ですが、季節が変わろうとしていますね。
秋にはヨーロッパ旅行に行く予定。とりあえずお金がないので
どうやったら安く回れるか、無い知恵をしぼっております。今回の
目的地候補は、フランス、ドイツ、フィンランドなど・・・。そして、
やっぱりスペイン!こればかりは外せない。バルセロナだけでも
行きたいなぁ。
今日はバルセロナゆかりの人についてのイベントを紹介します。
色を感じて、かたちにおどろう。
『ピカソ、ダリと並ぶスペイン近代絵画の巨匠 ミロ展』
http://evenear.com/event/detail/5281/
高知県立美術館で行われる「ミロ」の作品展示イベントです。
Joan Miró(ジョアン・ミロ)はスペイン出身の芸術家。カスティーリャ語
読みだと「Joan」はホアン、ですが、カタルーニャ語だとジョアン、になり
ます。最近はそれぞれの言語を重んじているので、カタルーニャ地方
バルセロナ出身のミロは、ジョアン・ミロ、ということになりますね。
バルセロナは、ミロの出身地ということもあり、空港、ランブラス通り、
公園など、いろいろなところでミロの作品を見ることが出来ます。
ミロの作品の特徴と言えば、何と言ってもシンプルで自由な線と、原色
が踊るポップな色使いが特徴ですよね。絵も、彫刻も、版画も、どれも
独創的な作品です。スペインを代表する芸術家です。シンプルで自由
でユニーク、子供が書いたような奔放さを感じさせますが、計算された
美しい手法にも感じられます。
ピカソはミロを『永遠の子供』と表現しています。ピカソも十分に(良い
意味で)子供みたいな人だと思いますが・・・。それだけミロの自由な
作風に敬意を持っていたという事でしょう。ミロ自身は。「絵画は詩だ」
という言葉を残しています。実際に詩も書いています。
今回の展覧会は、1928年発表の初版画作品「一羽の小さなカササギが
いた」、版画シリーズ「ジョアン・ミロ」(1956)、「金色の羽を持つトカゲ」(1971)、
「アドニット(ジャック・プレヴェールの詩)」(1975)、そして「ワールドカップ 82
スペイン」ポスター版画など、145点が展示されます。
色と、かたち、絵が歌って、踊っているようなミロの作品をぜひ見てみてください。