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三次物怪まつり 始まるよ

暗闇で足を取られると・・・


【セリ】 2012年08月09日


 

 

セリです。

 

 

今日は、始めての土地を延々と歩き、

身も心も汗だくになって帰ってきました。

帰ってきたらオフィスに(事務の人以外)誰もいねえし。

 

 

・・・お盆ですねえ。

ちょっとその瞬間涼しくなりました。

 

物凄く暑かったので、日影を歩くことを心掛けました。

道に木が植えられているのは、

こういう時に凄く有り難いですね。

それだけで、いい町だな、と思えてくるくらいに。

 

 

一番涼しかったのは、鉄道の側にある大きなトンネルの下をくぐった時。

風が吹き抜けてきて大変気持ち良かった。

ちょっとそこでコンビニのおにぎりを食べたりしてきました。

 

 

トンネルと言えば、小さい頃に近所に長い長いトンネルがありました。

厳密にいうと、水路トンネルでしたけどね。

なので、先はどこまでもあったんです。 

 

 

水路自体が結構大きかったので、その下を潜っていくのは

結構な探検だったんです。

 

 

それで、そのトンネルで肝試しをしたことがありました。

トンネルは水路の脇に歩道があったので、

そのトンネルをどこまで進んでいけるか、という肝試しをやっていたのです。

 

 

ハンカチを用意しまして。

それを水路を遡って、どこまで歩いて置いて行けるか、ということを競ったのです。

水路の中は基本真っ暗闇(時々外から光が漏れるポイントがあるのですが)ですから、

まあ、怖いわけです。懐中電灯は持参OKです。

 

 

初回の人はいけるところまで。

次の人からは、前回の人が置いたはずのハンカチがどこかに置かれているので、

それを更新すればいいんです。

 

 

で、新しいハンカチ(ただの布だったかもしれません)を置いて、

古いハンカチを回収してくる。

 

 

それを繰り返すだけです。簡単でしょう?

 

まあ、前回と同じポイントまで辿り着けば終わりなわけですが、

自分の「肝」を誇示したいのであれば、より奥深くにまで行って

置いてくる事もできます。

 

 

だれかがハンカチを回収しないで戻ってこないと終わらないんですよね、コレ。

みんな意地になっちゃって。

 

 

・・・という怖いな遊びをしていた記憶があります。

 

 

山の中に不用意に入っていくくらい怖い。

まあ、山も沢山ありましたから、そうした感覚は薄れていたのかもしれませんが。

 

 

懐かしい。

 

 

さて、本日のイベント紹介です。

 

 『2012三次物怪まつり』

 http://evenear.com/event/detail/5111/

広島県三次市で8月25日から26日にかけて開催される妖怪イべントです。

 

三次といえば、「稲生物怪物語」の舞台でしたね。

かつて、三次に住んでいた『稲生平太郎』という16歳の若者が、

隣の若者と百物語をし、さらに比熊山という山に登って杉の古木に触って

帰りました。この行為をすると物の怪が現れると言われていたからです。

 

それから1カ月後くらいから、平太郎の屋敷には、

毎日毎日日替わりで、様々な怪異が訪れることになります。

 

 稲生物怪物語(稲生物怪録)は、そんな平太郎の1カ月を

描いたストーリーです。

昔から怪異の類は勇気のある人が苦手といいますが、

またこの平太郎が肝の座った(座り過ぎ)男で、

怪異を撃退するどころか、次はどんなのが来るか楽しみにするくらいなものですから、

本来怖いはずの怪異本ですが、なんとなくユーモラスに見えてしまいます。

 

 

物語りの結末はとりあえず置いておいて、

この『稲生平太郎』は実在の人物で、その子孫は、今も広島市にお住まいとのこと。

 

この物語りはかなり有名で、

民俗学者の荒俣宏さんや、作家の京極夏彦先生、

そして水木しげる先生も作品に取り上げています。

 

 

三次市は、地域活性化の一策として、この三次物怪まつりを例年開催しています。

百鬼夜行をテーマにした仮装行列や、著名人達によるシンポジウムなど、

面白いイべントをやっています。

 

 

一度覗いてみてはいかがでしょう?

妖怪コスプレ楽しいですよ。

 

 

 

どんなところにも闇がある。

http://www.ashinari.com/

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