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東京喫茶へ行こう♪
コーヒーはお好きですか。
【御形】 2012年04月22日
ある漫画の一節。
アスファルトを駆ける白いBMW。乗っているのは40は過ぎたであろう中年の男。
辺りには草っぱらが広がっているだけ。
ふと、路上のアスファルトの上に立つ白いワンピースを着た少女。スピードを緩める中年。
「親父は?」
中年は10歳くらいの少女に語りかける。少女は無言でひまわりの畑に指を向ける。ひまわりの向こうには河岸が広がっている。
初老をいくらか過ぎた男は、波が引く音のざわめきのオーケストラに聞き入っている。
「ずいぶん優雅じゃないの」
中年が初老の男に話しかける。
「お、来たか。アイスコーヒーでも飲むか」
初老の男は中年の男の返答を待たずに、グラスに冷えたコーヒーを注ぎ出す。
「酒を止めたってーのは本当らしいな」
「酒はもう飽きた。半世紀以上飲んだ」
細波のしじまが二人の間に現実を残す。
「それで、俺の手元にはいくら残るんだ」
「まあ、ざっとこのあたりの土地と五千万くらいのものさ。後トラック一台。これからどうするんだ?」
「別に。しばらくのんびりやるさ」
「カミソリと呼ばれたあんたも、片腕に死なれて、すっかり意気消沈ですかね」
「。。。あの子は俺が引き取る。。。つまりあいつはお前の妹ってわけだ」
「本気なのか。あんたの孫みたいな娘を。成人するまで見きれるのか。犬、猫をもらうのと違うんだぞ」
「ああ、いろいろ考えているよ。心配ない」
「あんたと違ってあの子は先が長いんだ。もっとちゃんと考えてやれよ」
初老の男は柔和に頑固に海を眺めている。
「じゃ、帰るよ」
「あれ、もう帰るのか? ゆっくりしていけよ。スズキとワインも用意してあるのに」←ここに注目
「そうそう、暇でもないんでね。また今度」
というわけでコーヒーのイベントのご紹介です。
http://evenear.com/event/detail/4014/
僕個人の嗜好としては、コーヒーより断然紅茶です。もしくは緑茶。
コーヒーもたまに飲む分には良いのですが、如何せん後味があまり好きではありません。
ただ、美味しいコーヒーとなれば話は別でしょう。挽きたての豆の香りは幸せの匂いですね。
以上、普段はインスタントコーヒーしか飲めない御形でした。