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ボルドーがお買い得?

最近はイタリアとチリのワインしか飲んでないなぁ。


【尾花】 2012年03月07日


ここ数週間の間に、ボルドーの5つのシャトーが中国のお金持ちに買われたらしい。
ボルドーと言ってもワイナリーはかなりあるし、フランス以外の資本も入ってるから、不思議ではないけど。
勿論、日本人のオーナーも何人かいる。
でも、既に中国人オーナーのワイナリーは12か所もあるらしい。

ボルドーと言えば、いわゆる5大ボルドーが有名。

  • シャトー・ラフィット・ロートシルト
  • シャトー・マルゴー
  • シャトー・ラトゥール
  • シャトー・オー・ブリオン
  • シャトー・ムートン・ロートシルト

こんなスゴイところはそもそも売りに出ないだろうけど、今の中国の勢いなら、売りに出たら即買いしそう。
 

確かドゴールが大統領だった頃、5大シャトーの内ラトゥールがイギリスに売られた事がある。今は再びフランスに戻っているが。
その時は大変だったらしい。法律まで変えられたとか。
それだけワインはフランス人にとって神聖な飲み物なんだね。
特にプライドが高いフランスにワインのことで薀蓄を語ろうなどとしたら、手ひどいシッペ返しを受けるだろう。
そりゃ日本人にフランス人が鮨について薀蓄語るようなもんだ。(多分そういう場合もあるだろうが)

クリントン大統領は相当なワイン通だったらしい。
その彼を迎えたエリゼ宮(仏大統領府)が晩さん会に出したワインがちょっとスゴイ。
当時のフランス大統領はミッテラン。
まだ政権を担って間もないクリントンに対して、年齢にして親子ほど差のある、既にベテラン中のベテラン。
ワインはシャトー・ラクロワ。
味は決して5大シャトーに負けないが、ほぼ無名のこの一品を、正式な国賓に出したのだが、これは異例の選択。
深読みすれば「君の知らないワインがまだあるよ」あるいは「政治家としてまだまだだよ」というメッセージだったのか。怖い。
、、、なんというか、意地の悪い話だが、日本の総理も同じような目に会ってる。
外交メッセージとしてメニューを見ると、とても面白い。


ところが、今の若いフランス人はあまりワインを好まなくなったらしい。
なんでも若い人にワインを飲んでもらうために、日本の漫画をワインショップで置いているというニュースを数年前に見た。
フランス=ワインという図式は、日本=フジヤマ・ゲイシャと同じなんだろうか?
 

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