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江戸の妖怪達

今でも、その体験だけはありありと思い出せる


【セリ】 2012年01月30日


セリです。

 

 

小さい頃から妖怪が好きで、好んで怪談を読んでいました。

 

 

その代わり、霊感だのなんだの、というようなものとは、さっぱり縁がなく、

この年まで、怪異には会っていません。

 

 

精々金縛りにあうくらいですね。

朝とか夜に目が覚めるんですが、覚めただけで身体の方はさっぱり動かない。

困るんですが、動かないものはしかたない。

 

 

別に枕元に恐ろしげなものがいるような感じでもないので、

しばらく考え事をしていると、すっと眠ってしまって、次に起きたら解けています。

脳だけが覚醒していた状態で、すこぶる面白いです。

 

 

 

幻覚症状とかも、全くないので、意識が朦朧として変なものが見えた、

という事もあまりないですね。

 

 

概ね、自分に見えないとわかると、これはもう見える人が羨ましくてしかたないです。

水木しげる先生のマンガなんぞは大分読み込みましたし、

ホラー映画なんかも随分読みましたが、

ワクワクするだけであんまり怖くない。

 

 

ところが、周りの人はそうでもないらしく、随分怖がられてしまって、

せっかくお化け屋敷に行こう、とか怖い動画を見ようよ、と誘ってもつれない返事ばかりです。

 

 

 

 

もう、都会に住んでからは、怖いと思うこともなくなりましたが、

そう云えば子供の頃、祖父の家に泊まったころには、暗い廊下を歩いて行って、

便所に行くのが怖くてたまりませんでした。

 

 

 

申し訳程度に豆電球が灯って、便座はやけに冷たいし、

なんとなく心細い空間でした。

 

 

 

ある時、やっぱり夜中に便所に行った際に、

少し震えながら、用を足そうと便座に腰掛けた瞬間、足元に

 

「サワサワっ」

 

とした柔らかい感触とともに、何かがまとわりついて来た時には、

びっくりして、まさしく飛び上がりました。

 

 

 

まあ、溜める必要も無いので、正体を言えば、

祖父の家で飼っていた猫でした。

 

 

 

なんで、夜中に猫が便所に、っと思ったのですが、

どうやら、何かの拍子で閉じ込められてしまっていたようですね。

 

 

 

便所が随分母屋から遠いところにあったので、

確かに鳴いても引っ掻いても気付かないはずです。

 

木の扉には随分爪とぎ後が残っていて、寒そうで、なんとも可哀想になりましたが、

こちらもその時は肝を冷やしていたので、

そこまで慮ることもできず、

ただただ見つめあっていました。

 

 

 

便器の後にはマットみたいなものが置かれていたので、

そこに包まって暖をとっていたんですね。今思い出しても気の毒な感じでした。

 

 

 

まあ、こっちがどぎまぎしてる最中に、さっさと猫は出て行ってしまいましたけど。

 

 

「すねこすり」

がいるなら、あんな体験をした昔の人が想像したんでしょうな。

 

あのまま、びっくりして飛び出てしまえば、

彼の物の正体はわからないまま、

僕の中では怪異体験として永遠に残ったものを。

 

 

惜しいことをしましたね。

 

 

 

 

さて、本日のイベント紹介です。

 

 「江戸の妖怪展」

 http://evenear.com/event/detail/3193

 

 練馬区立石神井公園ふるさと文化館で開催される1/21~3/4に開催されます。

江戸時代の文献や浮世絵などに描かれた妖怪達の姿も観ることができます。

 

 

結構、江戸時代の妖怪絵が好きで。

浮世絵とかが好きなわけじゃないんですけど、

怪異がキャラクター化されたのって、多分江戸時代が一番多いんじゃないかと

思うんですよね。

 

現代の妖怪も、だいぶその頃のイメージを引きずっていますし。

 

 

アニメ・ゲゲゲの鬼太郎のEDで出てきたトラウマ絵(水木しげる画)みたいなのが

沢山出てきます。

 

 

 

楽しい、楽しい

 

 

 

 

 

何に見えます?

http://www.ashinari.com/

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