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春夏秋冬の七草

1月7日は爪を切る日


【セリ】 2012年01月07日


セリです。
 
「芹」(セリ)
セリ科の多年草
別名、白根草
古来から日本に薬草と知られる植物。
競り合っているように茂っているので「セリ」と言われる。
花言葉は「貧しくても高潔」「清廉で高潔」
春の草だが、白い花が咲くのは初夏から夏。
 
 
 
 
そう、今日は人日の節句。
 
古来より、この日には、七草と呼ばれる野草を入れた粥を食べ、
一年の邪気を退け万病から守るための儀式としました。
 
イべニアブロガー達は、皆、等しく、この「七草」の名前をつけています。
 
インターネットの世界の中で、識別がし易い(どんな場所に顔を出しても、
メンバーということとがわかる)ということと、
なんとなく7の数字で区切りたかったから、という理由からですが。
 
はじめは、色々な候補(7がつくもの)が上がってました。」
 
 
・・・が、結局「七草」で落ち着きました。
 
イベントサイトで七草?と、違和感を感じた人もいたかもしれませんが、
使い続ければ、なんとなくしっくりくるもんですね。
 
なにより、七草は四季でバージョン違いがあるので、と
7人以上をメンバーにしたい際に使い勝手が良かったのが隠れた理由ともいえましょう。
 
そんな七草の春夏秋冬はこちらです。
 
 
春の七草
せり(芹) なずな(薺) ごぎょう(御形) はこべ(ら)(繁縷) ほとけのざ(仏の座) 
すずな(菘) すずしろ(蘿蔔)
 
みんな知ってますね。
続いて秋の七草です。
 
秋の七草
おみなえし(女郎花) おばな(尾花) ききょう(桔梗) なでしこ(撫子) ふじばかま(藤袴) 
くず(葛) はぎ(萩)
 
「春の七草」は1362年に書かれた源氏物語の注釈書「河海抄」に書かれています。
「秋の七草」は奈良時代の歌人 山上憶良 の歌が由来となっています。
 
ブロガ-ネームで「くず」は可哀想ですね。葛の葉とでもしておきましょうか。葛の葉狐です。
 
 
 
 
 
・・・と、ここまでは由来がしっかりしてますが、次からは少し根拠が薄くなってきます。
 
 
夏の七草 
 
【パターン1】
あかざ(藜) いのこずち(牛膝) ひゆ(莧)  すべりひゆ(滑莧) しろつめくさ(白詰草) 
ひめじょおん(姫女菀)  つゆくさ(露草)
 
 
【パターン2】
よし(葦) い(藺) おもだか(沢瀉) ひつじぐさ(未草) はちす(蓮) 
こうほね(河骨) さぎそう(鷺草)
 
 
パターン1は太平洋戦争中に、日本学術振興会学術部・野生植物活用研究小委員会が
選んだ、というものです。
植物学者・木村陽ニ朗氏の「私の植物散歩」という本に、それについての記載があるそうです。
 
パターン2は大正末から昭和の初期頃に「勧修寺」(かんじゅじ)という人が選んだというものです。
結構怪しい・・・というか個人の好みって感じですね。「涼しげ」をテーマにしたとかしないとか。
 
 
 
 
さて、次の冬の七草にいたっては、もはや根拠自体ない(ようなもの)です。
 
冬の七草
 
【パターン1】 
ねぎ(葱) はくさい(白菜) だいこん(大根) しゅんぎく(春菊) ほうれんそう(法蓮草) 
きゃべつ(甘藍) こまつな(小松菜)
 
【パターン2】
ゆきわりそう(雪割草) ふき(蕗) かんぎく(寒菊)  すいせん(水仙) せつぶんそう(節分草) 
ふくじゅそう(福寿草) かんあおい(寒葵)
 
 
パターン1 美味しそう だれが選んだ?
パターン2 1よりは、渋いセレクト。だれが選んだ?
 
 
夏にせよ、冬にせよ、多分、探せばもっと出てきそう。言ったもん勝ちという世界でもあるし・・・。
 
我々としては、由来が重要ということは一切ありません。
強いて言うならブロガーネームとしてどっちが適切か、くらい。
 
春夏秋冬の七草で被ってる植物もあるので、その辺どうなんだ、ってことはありますけどね。
識別ができれば別にいいんですが。
 
 
ともかく、春夏秋冬の七草、あわせて二十八名までならメンバーは増やせるわけで、
とっても使い勝手がいいです。七草は。
 
 
ともあれ、今日は五節句の一つ人日。
 
邪気を払い、新年に立ち向かう英気を養いましょう。
 
 
七草のイベントと言えば、各地に山ほどあるでしょうが・・・例えばここ。
 
七草火焚き祭り
1月7日に東京港区の愛宕神社で実施されるお焚きあげです。
 
昨年使ったお守りなど役目を終えたお札などを焼く新春行事ですが、
参列した人には七草粥が振舞われます。
お江戸八百八町の火を防いできた愛宕神社。
今年も厄から人々を守ってくれるでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そうそう、最後に。
 
セリには
どくぜり(ドクゼリ 毒芹)というものもあります。
 
日本三大有毒植物として、トリカブト、ドクウツギと並ぶほどのものです。
 
地下茎が太いので、そこで見極められます。が、似ているからと、セリと間違えて
うっかり食べてしまうと大変なことになります。
 
かのソクラテスを死に至らしめた毒の候補でもありますね。
 
花言葉は「あなたは私を死なせる」「死も惜しまない」「命がけ」
 
まんまですね。
お気を付け下さい。 
 
写真はセリですよ。
 

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