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【編集後記】命短し、メイクせよ乙女
メイクの歴史は女の歴史
【なずな】 2014年02月05日
昨日も雪で寒かったですが、今日も寒かったですねー。
さて、先日、伊勢半本店 紅ミュージアムで行われている
「愛せよコスメ!~message from KISS ME~」
に行ってきました。レポート http://evenear.com/article/detail/124/
今からおよそ60年も前のコスメ、広告もあったのですが、どれも上品で
レトロで、すっごく可愛い!彫金の細かい模様が入った口紅とか、可愛い
パッケージのファンデとか、なぜか笛になってるリップクリームとか、面白い
キャッチコピーとかも面白かったです。
やたらと色味がピンクなファンデが流行ったこともあったそうですが、その
理由にちょっとびっくり。当時は映画の画質が悪く、女優さんたちの顔が
ピンク色に映っていたそうです。それを見た人たちは綺麗な女優=ピンクの肌
というイメージを持ったために、ピンク系統のファンデが売れたそうですよ。
それから、蛍光灯の下で顔色を良く見せたい、という狙いもあったみたいです。
当時の社会情勢と合わせて流行のメイクを振り返ったり出来て興味深い
ですし、ヒロインメイクなど、自分が使っていたコスメを見つけてテンションが
上がったり。いつの時代も女性は綺麗になりたい!と思っていたんだなーという
ことを改めて実感しました。
ポスターを構成するのは、歴代のキスミーコスメ。
可愛い~。見てるだけでテンションあがります。
当時大流行の「シャインリップ」が限定復刻されます
3月からの発売に先駆けて、紅ミュージアムでは先行発売。
パッケージも当時のままらしいです。可愛いー!
お値段も630円とお手頃。リップクリーム、口紅、グロスが
これ一本で済みそうなので、めんどくさがりな私にぴったり
かも!
迷ったら4本セットもいいかもしれません
じゃーん。こんな読み応えのある年表もついてます。
紅ミュージアムでは、日本伝統の‘紅’についても知ることが出来ます。
とても興味深いものだったのでこちらでご紹介いたします。
最高級の紅「小町紅」
紅をお猪口に刷いて、乾燥させます。筆に水を含ませて使います。
この器も季節の花が描かれた、大変美しいもの。
お猪口以外にもてまり型の容器も
なんて可愛らしいのでしょうか
こちらは持ち運びしやすいケース型の板紅。
写真だと緑色ですが、本当は美しい玉虫色。品質な紅は器に塗って
乾燥させると玉虫色になるのだそう。不思議ですよね~。
宿り木が彫られたケースも美しいです
紅染めの展示も。一番濃い色にするためには、2年もかかるそう
紅花の花びらから、たった1%しか取れない赤色色素を使っています
玉虫色の紅に水を含ませた筆で触れると、すっと柔らかな紅の色になります。
・重ねることで色が変わるので、様々な色合いを楽しめる
・天然由来の成分なので安心
・余計な色素が入っていないので、自分の唇に合う色になる
・本来の唇を邪魔しないので、毎日使っていると、唇の色で体調の変化が
分かることも
・紅を引く、という動作をすることで心が引き締まる
・美しい容器、日本伝統の美をすぐそばに置いておける
などなど、いろんなメリットがありそうです。
日本人女性として生まれたからには、一度は使ってみたいです。