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夏への扉~まだ早いけど…

ロバート・A・ハインラインのSF小説。 中学生の頃に読んだ、懐かしい一冊です。 新訳が発売されたので、夏にはまだ早いけど読んでみました。


【尾花】 2013年04月10日


主人公は、今で言うと少しオタク気味な天才工学者ダン。
舞台は70年代のアメリカ。
彼は世間並の感覚を持たない発明家。
次々と儲かる発明をするけど、セクシーな美人秘書と親友に騙されて、財産丸ごとだまし取られてコールドスリープに押し込まれる。
30年後に目覚めたのが、2001年。
30年後の未来では軍事機密に守られたタイムマシンが発明されていた。
ダンはタイムマシンで再び30年前の過去へ戻り・・・。

さて、いい大人のダンの味方は、何と猫のピートと11歳の少女リッキー。
ネタバラシになるので詳細は書きませんが、ハッピーエンドそしてロマンティックなラストが、どうも日本人好みだったのか、本国アメリカより日本で長く愛されたSFです。

初めて読んだのも中学生だったからぎりぎり70年代で、ほぼダンがコールドスリープに入る頃。
そしてダンが目覚めた2001年を12年も過ぎてしまった今、改めて読んだわけです。
ちなみにこの小説が書かれたのは1950年代なので、70年代ですら著者にとっては未来の話です。
既に私が読んだ時は古典的名作SFのレッテルが張られていたような気がします。

読んでいる内に、大変な事に気がつきました。
山下達郎のセルフカバー曲にも「夏への扉」があるんですが、それはこの小説をモチーフしていたようです。
山下達郎は良く聞いていましたけど、全く気がつきませんでした・・・30年以上も。
山下達郎作曲で、吉田美奈子が作詞してます。
私は吉田美奈子と組んでいた頃の山下達郎の歌が大好きで、吉田美奈子の詩も歌声も大好きでした。

ふとそこで思い立ったのですが、私も吉田美奈子さんもいい年齢になってます。
僕たちはダンのようにコールドスリープで21世紀に来たわけではないのでね。
だったら一度でいいからライブを聞いておきたいものです。
調べたらなんと、数日後に目黒でライブがありました!
行ってきましたよ!
本当に感動でした。

猫のピートに感謝!

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