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孤独の風流遊戯
無心に遊ぶ
【セリ】 2013年02月13日
セリです。
やっぱり、生きていくからには、
なんというか「向上心」とか「名声」とか、
そういうものを望む心というのは少なからず
あるものでしょうね。
そういう心はある意味強ければ強いほど良いと思うし、
どうしたって、心の底から湧いて出てくるものだと思いますが、
あんまり理想主義だったり、完璧主義に走り過ぎると、
現状と比較してしまって、それもストレスになり、
人によっては押しつぶされてしまう。
「足るを知る」というのは、
適度に必要だな、と思った次第です。
若いうちは、止めたって走り出すような衝動に
かられるので、意図的にセーブするように
心掛けないと、人生を走破することはできない・・・かな。
休む事や息抜きにすら意味を求めるようじゃ、
この先やっていけんぞ。
さて、本日のイベント紹介です。
孤独の風流遊戯― 小林猶治郎展
http://evenear.com/event/detail/7357/
練馬区立美術館で2月17日から4月7日まで開催されるイベントです。
25歳まで、という余命宣告を医者から受けておきながら、
93歳まで絵を描きつづけた人。
人とも積極的に交流することもなく、
自分の作品を誇らず、
売却することもせず、
ただひたすら油彩画を描きつづけた人。
小林猶治郎という人の作品を見つめる展示会です。
もちろん、美術団体などには属していましたが、
あまり外部と接触するタイプの人ではなかったので
謎に包まれた部分も多かったようです。
が、今回は、練馬区美術館が、この人のアトリエ調査を行い、
作品の修復作業などを行い、
その謎の部分に迫ったようです。
何かを求めるのではなく、
ただ無心に向き合う日々。
飯の心配が無くなったら
やってみたいものですね。
http://www.ashinari.com/2007/03/06-001069.php?category=186