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池田屋事変記念パレード
一つ 士道に背きまじこと・・・
【セリ】 2012年06月01日
セリです。
組織のあり方として、
緩い組織と、厳しい組織、どちらが良いのでしょう?
組織人として生きていると、
たま~に思う事があります。
自分がいて、居心地が良いのはもちろん緩い組織・・・
というより好き勝手させてくれる組織です。
でも、もし組織を運営する側になるとすると、
それは、規律が必要になってきます。
規律が無くて、組織が上手くまとまるなら、
こんなに楽なことは無いのですが・・・。
そうもいきませんね、現実的には。
そして、組織というものは「評価」と無縁ではいられません。
個人的に評価に対する時は、
「速いこと」
「実行すること」
「成果を出すこと」
「共有すること」
やり方は自由ですが、以上の事を「できてるか」「できていないか」
がハッキリさせておけば、おのずと評価に繋がるんじゃないかと思っています。
コンプライアンスとかは、プラスというよりマイナスを減らす、というか無いようにするとかの
話ですしね・・・。
なんというか、中間でもこんなに苦労するんだから、
本当のTOPの方々とかは大変なんだろうなあ・・・、
とたまに見直します。
でも、きちんと軸のある組織は、勝手に個々が動いて、
結果的に自律回転していくんでしょうね・・・。
そういう組織を創ったと言うだけで、皆凄いです。
なんて事をふと思う5月の末でした。
さて、本日のイベント紹介へ。
「池田屋事変記念パレード」
http://evenear.com/event/detail/4419/
7月16日に京都の壬生寺で開催される
「池田屋事変」記念パレードです。
京都新撰組同好会が主催して行われるもので、
新撰組の羽織袴をまとったメンバー達が、慰霊祭を行ってから
新撰組局中法度が読み上げられ、その後、パレードを行います。
池田屋事変は、実際は7月8日(1864年)に興った事件です。
御所焼き討ちを企画していた長州・土佐・肥後の尊王攘夷志士の会合に、
新撰組が斬り込んだ事件ですね。
新撰組の名を京都、いや日本中に広めたキッカケになった事件です。
20名以上の志士の内、9人の志士を討ち取り、4人を捕縛
対して、斬り込んだ新撰組は当初4名しかいなかったということです。
(近藤勇、沖田総司、永倉新八、藤堂平助)。
新撰組をここまで強くしたのは、規則違反者の粛清などを厳に行う
規律の強さが一因だったと思います。
そもそも、食いつめモノの集団だったわけですし。
もちろん、剣術の修練なども凄まじかったとは思いますが、
そもそも、その修練を継続して行わせる規律が凄かったのでしょう。
ただ、だからと言って、理想的な組織の形というわけでもないです。
新撰組は、当初は数十名。最期は200名近くまで膨れ上がりますが、
彼らが活躍していた数年間で、粛清された人間は40~50名に上るそうです。
流石にやり過ぎな感があります・・・。
ここまでやってしまうと、憎しみと不信と恐怖の方が強くなってしまいますね。
局中法度が抽象的すぎて、一部の人間の都合で上手く使われてしまうのが
問題だったのかもしれません。
僕も、そんなの御免ですね。
ともかく、今なお(今だからこそ?)ファンが多い新撰組。
ファンならこのパレード、一見の価値ありです。
池田屋は、料亭でしたが、僕が昔見に行った時はパチンコ屋になっていました
(今は違うみたいですね?)。