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夕張メロンが100万円（2玉）で落札されましたね。
今まで最高額は2008年の250万円です。
ところが翌年リーマンショックで50万円。

初セリはご祝儀で毎年高額ですが、昔はそんな金額で誰が食うんだと思っていました。
何しろ夕張は地元から近いので、子供の頃から同等品は良く食べてました。
ちなみに漬物なんかにもしてます。
（ふふふ、夕張メロンの漬物だぞ！）

ところで、夕張メロンの初セリの記録を見ると、1985年から2001年まで「三越札幌店」が連続して落札してます。
2002年に三越札幌店と丸井今井札幌本店が、2003年大丸札幌店と丸井今井札幌本店、2004年ロビンソン百貨店札幌店が落札。
ちなみに丸井今井札幌本店は北海道の地元百貨店で、いわゆるOIOIのマルイとは何の関係もありません。

将に百貨店＝高級品、メロン＝高級品の図式が2000年頃まで定着してたんですね。
そして三越がずっと王様だった訳ですが少し落ち目になって、地元や新規出店などの記念に落札されるようになります。（大丸は2003年に北海道に初出店、ロビンソンは開業10周年）
2005年以降はもう百貨店の出番はなく、毎年落札者が変わりますが、ネット絡みの企業がちらほらと出始めます。
今年の落札者もネット販売も含めて手広くやっているそうです。

そういえば、マグロのセリなんかも同じように、曾ての老舗から新興勢力に移っていってますしね。

と言う訳で、百貨店の栄光と凋落、ネット販売の隆盛の歴史なんかが、思わず夕張メロンで勉強出来ましたね。
うーーん、改めて世の移り変わりを感じた、夕張メロン落札のニュースでした。

ところで、何故か夕張メロンはメロンとかぼちゃの交配だと噂が未だに流れているようです。
そんな訳ありませんので、誤解なきよう！