面白いイベント情報を求めてイベニア

| ブログ |



SHARE

facebook

Twitter



ブログ

貴方に本を、貴女に薔薇を

サン・ジョルディの日、もっと広まればいいね


【なずな】 2012年04月13日


今晩は、なずなです。

 

昨晩寝る前に読んだ、宮部みゆきの「あやし」が想像以上に怖くて、

夜中にトイレに行けなくなるかと思いました。怖いの嫌いなんですが

本だと結構いけるかもしれない。いや、やっぱ無理かもしれない。

 

本は好きです。両親も本好きだったので、小さい頃から本だけは好きな

だけ与えられて育ちました。今でも実家に帰ると「本読んでる?」と聞かれ

ます。

 

家族や友達と、面白かった本を教え合うのも楽しみの一つです。

そこで今日は、とっても素敵な本にまつわるイベントを紹介します。

 

 

 本を贈りましょう 「サン・ジョルディの日」 

http://evenear.com/event/detail/3920/

 

東京都千代田区セルバンテス文化センターで行われるイベントです。(2012年4月21日

私の知り合いは何人もここでスペイン語を習っています。スペインと言えば、セルバンテス!

無料のスペイン映画上映会なんかもやっているそうなので、スペイン好きならずとも注目の

場所ですよ。私もスペイン映画上映会はぜひ行きたいと思っております。

 

 

さて、イベニアのスペイン担当(今決めた)わたくしなずなが、スペインのカタルーニャ地方に

伝わる「サン・ジョルディの日」の由来からご説明しましょう。

 

「サン・ジョルディ」とはバルセロナを中心としたカタルーニャの守護聖人です(他のいくつかの

地域でも守護聖人になっているそうです)カタルーニャの人たちにとても愛されています。

バルセロナ、グエル公園のトカゲ(竜とも言われる)の愛称も‘ジョルディ’ですし、私がいた

寮の名前もまさに、‘サン・ジョルディ’でした。

 

ちなみに「サン・ジョルディ」の「ジョルディ」はカタルーニャ語読み、スペイン語は「ホルヘ」、

英語だと「ジョージ」、古典ギリシア語だと「ゲオルギオス」となります。サン・ジョルディと

言えばドラゴン退治が有名ですね。ある国で王女様が悪いドラゴンの生贄になりそうになった

のを救ったのがサン・ジョルディと言われます。その時、倒したドラゴンの血からバラが咲いた

ことから、愛の守護聖人となったそうです。そして、「サン・ジョルディの日」4月23日は彼が殉教

した命日でもあるのです。

 

なぜ「サン・ジョルディの日」に本を送るかというと、この日はスペインの文豪セルバンテス、そして

あのシェークスピアの命日でもあるから、だそうです(ただし、使っていた暦が違うため厳密には

同じ日ではないそうですが・・・)

 

そんなわけで、この日は愛する人に一冊の本と一本の薔薇を贈る習慣が出来たそうです。

一般的には 男性から女性にはバラ、女性から男性には本、だそうですが、私はバラより本が

いいなぁ。どうせだったら両方がいいなぁ。

 

 

さて、セルバンテス文化センターで行われる「サン・ジョルディの日」イベントですが、開催日は

4月21日です。4月23日ではないのでご注意を!

 

イベントではカタルーニャの絵本読み聞かせ、チェロとバイオリンのコンサート、

カバ(スパークリング・ワイン)の乾杯、バラの花交換、抽選会(景品が当たる

かも?!)カタルーニャ料理の実演、『三つ子のアナ・テレサ・エレナ』(懐かしい!)

の作者ルゼェ・カップダビラの展覧会など、様々な催し物があります。写真、

飲食コーナーなんかもあるみたいですよ。

 

そして、忘れてはいけないのが「本」 東日本大震災で被災した保育園、小学校

に寄付するための児童書の寄付を受け付けています。

 

 

 

 みなさんも、4月23日には大切な人に本や、薔薇を贈ってみませんか?

 

 

最新記事

アーカイブ

ブログ年月別一覧