ブログ
ヴェールの向こうに
隠すからこそ気になる 隠すからこそ美しい
【なずな】 2012年02月24日
今晩は、なずなです。
最近ちょっとだけ暖かくなってきましたね。そろそろ、花粉症対策でマスクをする人も
出てきたのではないでしょうか?一方、いきなり寒くなる日もあったりして、風邪や
インフルエンザ対策でマスクをしている人もいるようですね。
先日、徳永暁人氏(doa)が非常に興味深いことをツィートしていたので、引用させて
いただきます。
マスクした女性は綺麗に見えるが、マスクした男は怪しく見えるのはなぜ。
@AkihitoTokunaga
これは非常に素晴らしい着眼点だと思います。私自身も経験がありますが、
なぜか口元を隠した女性というのは魅力的に見えますね。マスクとか、アラビ
アンナイト風なヴェールとか。まぁ、顔の半分隠せば色々とアラが目立たなく
なるということもあるのでしょうが。寝坊してメイクが間に合わないときもマスク
は重宝します。目しか見えないので、目ヂカラが強調される?というか、そこ
しか目立たないというか・・・。
ちなみに、先日前髪を作って、マスクをして出勤したら、ほとんどの人に私と
気付いてもらえなくてちょっと悲しかったです。
さて、閑話休題。今日は「女性はなぜ顔を隠すのか」をテーマにした、とても
興味深いイベントを紹介させていただきます。
http://evenear.com/event/detail/3454/
新潟県立歴史博物館で行われる展示イベントです。
個人的にとっても気になりますねー。確かに古来より女性は顔を隠して来ました。
平安時代とか、高貴な女性の絵は大体横向いてるか、扇で顔隠してるかです。
小野小町とかは、綺麗すぎるから顔を描かないというのがお決まりでした。
花嫁さんの白無垢も、角隠しでほとんど顔が隠れますし、ウエディングドレスでも
ヴェールをつけますね。中東の女性も宗教上の理由により、顔を隠しています。
おとぎばなしを見てみると、赤ずきん、鉢かつぎなどの話もあります。
農作業の際に、日差しなどを避けるために覆面などをしている例もありますね。
この展示は東北地方に伝わっている覆面頭巾や、被衣(かつぎ)と呼ばれる、
高貴な人が外に出かけるときにかぶった着物のような被り物などを紹介して
います。
どうして、隠すと人は見たくなるんでしょうね。被り物をした女性が美しいのも、
その向こうにあるものを自分の頭の中で、(実物以上に)美しく想像して、期待
するからかもしれませんね。