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DRAGON FROM THE WEST
飛龍乗雲 龍攘虎搏 雲蒸龍変 雲龍竜風虎 飛龍在天
【なずな】 2012年01月23日
タイトルは松本孝弘氏のインストから。西辺来龍。
今晩は、なずなです。
旅行から戻って参りました。今回は上海に行ってきたのですが、ちょうど
旧正月に当たったので、お正月飾りや、花火や、爆竹がとってもとっても
賑やかでした。特にあらゆるところに赤と金の飾りがあって、お祝いムード
満点でした。「福」の文字や爆竹を型どったもの、そして2012年は辰年と
いうことで、龍の飾りや模様もたくさん。
中国でも龍は人気のモチーフです。古くは、皇帝しか使うことを許されなかった
くらい、神聖で高貴なものです。宮殿や、装身具、神事に使うものまで様々な
ものに龍の意匠が施されて来ました。日本も龍は古来より神秘的な力を持つと
信じられ、特に水の神様として崇められてきました。
アジア諸国(東洋)では龍は良いもの、力のあるもの、というイメージに対し、
西洋に行くと全く別のものになります。おとぎ話に出てくるドラゴンは火を吐き、
お姫様を拐う悪者。聖ジョルデイの伝説のように、退治されるべき悪の化身。
なぜここまで異なるイメージになるのか?小さい頃読んだ福音館書店発行の
「たくさんのふしぎ」にも、この龍についての本(「龍をおう旅」 文・写真:大村次郷)
があり、そのころから不思議で仕方ありませんでした。ここまで来ると、もはや
起源が別と考える方がしっくりきますね。
個人的には神秘的でカッコいいので、龍は好きです。
(そういえば先日、はこべも龍についてのブログを書いてましたね。
http://evenear.com/blog/detail/311)
さて、そんな龍に関するイベントのご紹介です。
歴史の中の龍
http://evenear.com/event/detail/2799
江戸東京博物館で行われる展示イベントです。
第1章:十二支のなかの「龍」
第2章:龍の力
第3章:粋な龍
という展示構成になってます。
江戸時代の火事装束、登り龍の刺繍が入った箱迫、龍虎睨み合う図柄の
半纏とか、カッコいいものばかり!せっかく辰年ですし、ぜひ見に行ってみたい
です。1月29日まで。急がなきゃ!!
辰年は龍のごとく昇りたいと願いつつ。