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笑う鬼

どうして鬼は笑っているのでしょうか


【なずな】 2011年12月26日


今晩は、なずなです。
 
クリスマスが終わったとたんに、一気に年の瀬ムードですね。
昨日まで、ツリーがあった場所には門松が。この変わり身の
速さはある意味すごい。
 
あと数日で今年も終わりますねぇ。やらなきゃいけないことが
まだまだたくさん残っていますが、来年はどんな年になるの
かなぁ、なんて考えてみたり。
 
いやいや、『来年のことを言えば鬼が笑う』と言いますからね。
まずは、今年やるべきことをきちんとやらないと。
 
 
しかし、この諺、ちょっと不思議ですよね。
 
どうして来年のことを言ってはダメなのか?
 
どうして鬼は笑っているのか?
 
どうして鬼なのか?
 
 
 
調べたところ、諸説あるようなのでいくつか挙げてみます。
 
①今年のこともきちんと出来ていないのに、もう来年の
  ことを考えている人間の浅はかさを笑っている。
(鬼=人智、人の能力をはるかに超えた存在)
 
 
②鬼は人の寿命が分かる。来年は生きていないのに
 そのことについて話している人間を笑っている。
(鬼=閻魔に仕えており、人の寿命を知る存在) 
 
 
③昔、歯(角とも言われる)が折れて泣いていた鬼に
 「来年になれば新し歯(角)が生えるから」と言った
 ところ、泣き止んで笑ったという伝説から。
(鬼=歯や角が折れて泣いてしまう、憎めない存在)
 
 
②はちょっと怖いですが、③はユーモラスな感じですよね。
笑い方も①、②は「嗤う」(あざけり)に対して、③は「笑う」
という字が当てはまるような気がします。
 
さらに調べてみると、笑うのも「鬼」ではなく「鼠」だったり、
「鳥」だったり、時間の単位も「明日」ということもあるそう
です。面白いなぁ。
 
 
今日はそんなにまつわるイベントを紹介します。
それこそ鬼が笑いそうですが、来年のイベントです。
 
 
鬼追い(鶴林寺)
 
鬼追い(熊野神社)
 
全国で見られる行事のようです。神社で暴れる鬼を退治して、
新しい年の幸せと健康を祈って、厄を払う、というようなイベント
です。様々な場所で行われています。
 
鬼の顔もそれぞれ特色があって、興味深いですね。どことなく
南方の文化が入っていそうな顔だったりとか。
 
 
 
さて、今年もあと一週間切りましたし、この時期くらいは来年の
ことをちょっとくらい話してもいいですかねぇ。
 
 
写真はもう桜です。鬼がゲラゲラ嗤っていることでしょう。
 

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