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かわいい江戸絵画
なにもなにも、ちひさきものはみなうつくし。かわいらしいもの・・・
【セリ】 2013年02月17日
セリです。
物凄い風でした。
朝起きて、窓から外見て、
今日はいい天気だと思ったら、
あの寒さにやられました・・・。
道行く人達も、肩をすくめて
風に耐えながら歩いていましたね。
僕も、散髪に行ったら、いつも以上に頭がスースーして
帰ってきましたよ・・・。
しかし、人間も寒そうでしたが、道行くワンコ達も、
よくこんな風の中散歩に行くなあ、という感じでした。
元気いっぱいでしたが・・・あれは寒すぎて動かないと辛いのかも
わかりませんね。
さて、本日のイベント紹介です。
かわいい江戸絵画
http://evenear.com/event/detail/7418/
東京の府中市美術館で3月9日から5月6日まで開催されている
「かわいい」ものをテーマにした江戸絵画展示イベントです。
古代より、おそらく人間が感じていたであろう
「かわいい」という感情。
現代は、この「かわいい」が溢れ返っていますが、
昔においてはどうだったでしょうか?
おそらく、小さい動物たちや、赤ちゃんなどを「かわいいなあ」とは
やっぱり感じていたと思います。
でも、古代や中世の作品には、現代の我々から見て「かわいい」と
素直に思えるものは(比較的)少ないと思われます。
それは、おそらく「かわいい」ものを「かわいい」と表現する技術が、
しっかりと体系化・確立されていなかった事に起因するのではないでしょうか?
それは、造形物などもそうですが、特に絵画の世界では顕著だと思われます。
今回のイベントでは、江戸時代の絵画より、
特に「かわいい」観点によって作品をチョイスしています。
例えば、地面を転がるように走り回る子犬の姿を描いた「円山応挙」や、
猫大好きな浮世絵師「歌川国芳」など、
現代の人が見ても「カワイイ!」と言いたくなる、作品を観る事ができます。
時代の世相なんかもあったかもしれませんが、
カワイイもので溢れる現代は、ある意味幸福な時代なのかもしれません。