ブログ
ソーシャルメディアで映画大合戦
奈良と京都のリニア合戦
【セリ】 2012年02月11日
セリです。
最近、面白いこと。
みなさんご存知の通り、
リニア中央新幹線の中間駅について、京都と奈良がバトっているところ。
傍から見てる分には面白いです。
当事者だったら嫌です。胃が痛くて寝込んじゃいます。
最初、JR東海と、奈良含め、リニア駅開設が予想されている6県(神奈川、山梨、長野、岐阜、三重、奈良)が駅開設の費用について喧々諤々やっていて。
1月21日、JR東海が「じゃあ全額出しますわ」って言ったもんで、
大喜びの奈良含め6県。
しかし、この時、いきなり横からやってきたのが京都
京都「うちに駅開設した方が、経済効果でるんじゃね?奈良じゃなくて京都に駅建てようよ。JR東海さんが検討している場所も『奈良付近』って書いてあるしさ。『奈良付近』って京都も入るよネ」
って言い出したもんだから、奈良が激怒(まあ怒るわな・・・)
奈良「駅開設で、地元負担が無くなってから、何を戯言ぬかしとるんじゃ!
汚いな!流石京都汚い!」
と、まあ、そんな感じになっちゃった。
しかし、京都も譲らず
京都「もともと、駅開設の6県て、1973年に作った基本計画をそのまんま適用した整備計画が根拠でしょ?そんな遥か昔に決めたことなんて全然現在の実情に合わないよ、破棄・破棄。関西広域連合で決めようぜ!(奈良は関西広域連合にはいっていない)」
奈良「何言っちゃってんの?整備計画って、国が決めたんだよ!?なんで関西広域連合で決めるんだよ!」
まあ、あれですね。
どっちが勝っても、
勝った方のトップは英雄扱い
負けた方のトップは、戦犯扱い
数十年先まで、「なんであの時勝たなかったんだよ!」と罵られることになるでしょう。
だから当事者は胃が痛いはず。
京都にしたって、リニア駅開設の旨みをみすみす見過ごすわけにはいかんでしょうしね。
相当関係各位から圧力かかってることでしょう。
それを跳ねのけて、「いや、もう決まったことだから、今から口出すのは潔くない」
とは中々言えませんね。
駅ができれば、そこは栄える。
当たり前のことです。
リニア開設はなるほど、
東京-大阪は2025年(15年後)、大阪-名古屋は2045年(33年後)
と、今回の争っている大阪-名古屋は遠い未来のような感じもしますが。
駅ができると決まれば、
その場所の地価も上がり、デベロッパーさん達も早急に動き出します。
まずは数十年単位で計画を建てる企業から先物買いに走り、
商業施設が立ち並び、
開業10年前くらいからは、住居マンションがバンバン建っていく事でしょう。
そういう事を考えれば、このリニア駅決定というのは、
ここ数十年の関西の経済地図を大きく左右すると言っても過言ではありません。
だから当事者達は胃が痛いはず。
奈良にとっては、このリニア誘致は悲願。
しかし相手は、観光面では日本トップクラスで政治的影響力も高い京都。
折衷案として、京都南(京都と奈良の真ん中)を通そうという案も出ているそうですが、
奈良としては絶対飲めない条件ですね。
京都は名神高速道路に位置しているし、
新幹線も止まるし、
現在、交通の便という意味では全く不自由していませんが、
奈良はどうしても外れてしまってますからね。
「京都ばっかりズルイ!!奈良だって歴史遺産は負けないくらい沢山あるんだ!
あとは交通の便だけだ!」
と、いう想いも強いわけですね。非常に共感できます。
変わる奈良を見てみたい気もします。
別に京都はリニアが無くても問題なく稼げるような気がするんですよね。個人的に。
平城京 VS 平安京
この対決、今後も目が離せません・・・というかいつ決まるんだろう。
さて、本日のイベント紹介です。
「ソーシャルシネマ・フェスティバル 地域映画合戦 2012」
http://evenear.com/event/detail/3189/
横浜のシネマ・ジャック・&ベティで開催される
地域における作製映画のコンテストです。
地域それぞれの魅力が詰まった映画を上映し、ソーシャルメディアを活用して、
発信していこうという試み。
facebookやMixy,twitterなど、ソーシャルメディアで投票したりできます。
映画はUstreamで放送されます。
こうやって、草の根の活動が一気に全国に広げられるのがソーシャルメディア時代の強み。
その代わり、本当に面白いものしか生き残りませんけどね。
全国から集めようとしていますが、今のところ、参加しているのは関東、東北がメインで
西日本にはまだ浸透していない感じですね。
関西で参加しているのは・・・兵庫、京都くらいか。
大阪、奈良はまだ参加していませんね。
ふうむ。
ともかく!みんなが投票者という面白いイベントです。
もしご興味があれば、HPからそれぞれの作品の予告編を見て、
応援投票してみてくださいね~。
もちろん本番は大会当日ですよ。
映画館に見に行きましょう!
ヒューマン・ホラー
ラブロマンス
アニメーション・CG
ドキュメンタリー
の部に分かれています。
こういうイベントは、矢張り日本全国から参加者が集まってこそ
本当の盛り上がりになると思います。
今後が楽しみですね。