「屋外でイベントがあるけれど、何を着ていったら良いのか分からない」「オンラインイベントに参加するけれど、ラフすぎる恰好はNGなのかな」とイベントに参加するときの服装に関して悩んでいる方も多いと思います。
今回はシーン別にイベントに着ていく服装のポイントをご紹介します。参考にしてみてください。
■屋外のイベント

屋外イベントとして最初に浮かぶのは「野外音楽フェス」という方、多いのではないでしょうか。そのほかにも、ご当地の食材や料理を紹介するフェスや野外映画上映会など、屋外で開催されるイベントは多岐にわたります。
屋外イベントに参加する際はどんな内容のイベントであれ、服装に関して抑えておかなければならない重要なポイントが3つあります。
◇天気予報チェックはマスト
天気の影響を大きく受ける屋外イベント。晴れるのか、雨なのか、寒いのか、暑いのか、天気予報は必ずチェックするようにしましょう。
開催場所にもよりますが、寒暖差が激しい場所では羽織り物を持ち歩くなど、脱ぎ気しやすい服装を。
また、晴れていても、天気の急変で雨が降ってくることもあるので、雨具は持っていくことをおすすめします。
折り畳みの傘より、レインコートの方が身動きがとりやすく、周りの人の邪魔になりません。屋外のイベントに参加するときは、必須アイテムとして持っていくと便利ですよ。
◇日差し対策を忘れずに
日中に行われるイベントは日差しとの戦いでもあります。帽子を被ることはもちろん、サングラスやUVカットのパーカーなども日差し対策に効果的です。
特に男性は「めんどくさい」「日焼けは気にならない」と言って、日差し対策を怠る方が多いのですが、長時間の屋外での活動は熱中症などの危険もあるため、屋外イベントに参加する際は、帽子を被るなど対策をしてください。
◇おしゃれと動きやすさは足元から
屋外イベントは広大なスペースで行われることが多いです。そのため、足元はとても重要。ヒールやサンダルは動きにくく、けがをする可能性があるため、おすすめしません。
動きやすく、疲れを感じにくいスニーカーが屋外のイベントにはぴったりのアイテムです。最近はお洒落なスニーカーも沢山あります。足元がバッチリ決まるとお出掛けも楽しくなりますよ。
荷物はなるべくコンパクトに。両手があくリュックやサコッシュ、ウエストポーチなどがおすすめです。

■屋内イベント

屋内で開催されるイベントはイベントの内容に合わせた服装をするようにしましょう。季節や参加する人たちの年齢なども考慮するとなおよし。屋内で開催される代表的なイベントを以下にご紹介しますので、参考にしてみてください。
◇クラシックコンサート
クラシックコンサートは、敷居が高いイメージがありますが、実際に国内のクラシックコンサートにおいては、ドレスコードはほとんどありません。
しかし、ジーパンやトレーナーなど普段着はNG。女性であればワンピースやスカートなど、きれいめでおしゃれな服装であればOKです。男性はジャケットなどのスタイルがおすすめ。
また、コンサートは音を楽しむもの。ジャラジャラと音がなるようなアクセサリーを付けるのは止めましょう。
バッグはできるだけ小さくし、大きすぎるバッグは通路や足元に置かず、クロークに預けるようにするとスマートですよ。
◇婚活イベント
婚活パーティーの場合、女性は上品で華やかさが出るような服装が好印象を与えてくれます。ワンピースや、スカートにブラウスなど、清楚なイメージのスタイルがおすすめです。 紺や黒などの暗い色よりも、柔らかいペールトーンのものを選ぶと明るく爽やかな印象を相手に残してくれます。
男性は、カジュアルすぎる服装は避けましょう。「テーラードジャケットや襟付きシャツ+チノパンやスラックス+革靴」といった、清潔感や誠実さが出るような服装がおすすめです。
◇演劇
演劇鑑賞も基本的にはドレスコードはありません。しかし、演劇などのエンタメは非日常を味わうことが出来るので、普段よりもお洒落をして出かけると、よりイベントを楽しむことが出来るのではないでしょうか。
クラシックコンサートと同様に、演劇鑑賞する際も音がなるアクセサリーは付けないようにしましょう。また、お団子ヘアーなどは後ろの席の人の邪魔になるので避けたほうが良いかもしれません。
バッグに関してはクラシックコンサート同様、小ぶりな物をおすすめします。特に通路は演者さんが通る場合がありますので、絶対に荷物は置かないようにしましょう。

◇オンラインイベント
オンラインのイベントは、自宅から参加する方が多いと思います。自宅だと気持ちも緩んで、リラックスした服装がしたくなりますが、出来るだけ普段外出している服装と同じような物を身に付けるようにしましょう。
ぼさぼさの頭や、ノーメイクだと相手に与える印象が悪くなってしまう可能性もあります。
また、家族と一緒に住んでいる人はイヤホンマイクを使用するなど、周囲の人への気遣いも忘れないようにしましょう。
◇展示会
展示会の多くはビジネスの出会いの場なので、服装はスーツを着ていけば間違いありません。
プライベートで行く場合でも、ジーンズなどのラフな服装は避けるようにしましょう。派手な色は避け、白や黒、茶色といったシンプルで落ち着いた色使いの服を選ぶことをおすすめします。
■TPOに合った服装でイベントをより楽しめる

屋外イベント、屋内イベントの服装のポイントをご紹介しました。服装は自分のイメージを作るものです。
自分のスタイルを貫くのも大切ですが、そのイベントに合った服装をすることで、周囲の人に与える印象も変わってきますよ。また、どんなイベントの時も、清潔感を忘れないようにしましょう。
ライター:きくかお
イラスト:Marie