明円光 展 「あひる、光、ノエル。」
10.10[土]~10.18[日] / 東京都 / NANATASU GALLERY
おもちゃのアヒルだらけ! 黄色いアヒルをモチーフにした作品。
2015/10/13(公開:2015/09/26)
西麻布・NANATASU GALLERYで明円光の個展が行われる。
NANATASU GALLERYで、北海道出身の若手作家・明円光(みょうえん ひかる)の個展が行われる。クリスマスリースにアヒルが乗った油絵や、横幅5.2メートルものアヒルの大きな油絵、アヒルのモノクロ写真などを展示。
さらに、電球を入れて光らせたアヒルのオブジェ数百匹で飾られた、全長3.6メートルのクリスマスツリーも設置される。
明円氏は、おもちゃのアヒルをモチーフにして、それを大きく拡大したり、トリミングをしたカラフルでポップな作品を油絵で描いている。
・・・・・・
今年の6月、京王プラザホテルでの展示につくづく嘆息した。なんと苛酷な試練に立ち向かっているひとなんだろう! と。
会場を埋めつくす、スケール感も手法も多様なアヒルの作品群。これらはすべて、「アヒルを描く自分」を客観化し、自己をパロディー化していくことなしには描けないものだと思う。それはマトリョーシカの外側を、えんえんと作り続けていくような、苛酷で終わりのない作業なはずだ。
でも、彼の作品群にはウェットなものはちっとも感じられない。アヒルたちはひたすら明るく、楽しげで朗らかだ。それは、モデルのキャッチーさによるものだけではないと思う。
それはきっと、すごく単純なことなのだ。
彼は、絵を描くことが好きで好きでたまらなくて、ずっと描き続けていたくて、描き終わりたくないひとなのだ。
なんだそんなことかと拍子抜けするかもしれない。でも、そんな一途な衝動をずっと持ち続けていることに、わたしは感動する。彼の幼少期を知っているから、なのかもしれないけれど。真っ白な画用紙を前にしたときの高揚感を、今も変わらず持ち続けているってすごいことだ。
だからきっと今日も彼は、絵画教室に通っていた光くんのまま、アヒルを描いているんだろう。その楽しくも苛酷な格闘の軌跡を見続けていられるのは、幸福なことだ。
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Comment紹介者コメント
イベニアスタッフ
「かわいいアヒルちゃんをテーマにした作品。その表現方法も様々です。
なんだか見ていると温かい気持ちになりますね」
※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。
住所 | 東京都港区西麻布2-12-4 小倉ビル3F |
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会場 | NANATASU GALLERY |
開催日時 | 2015年10月10日~2015年10月18日 00:00~00:00 休廊日:月曜日 |
料金 | |
TEL/FAX | 03-6419-7229 / |
参考URL | www.nanatasu.jp |
ドレスコード | |
アクセス | ・東京メトロ千代田線乃木坂駅 青山霊園方面改札5出口から徒歩約7分 ・都営大江戸線六本木駅4b出口から徒歩約10分 ・東京メトロ日比谷線六本木駅2出口から徒歩約9分 ・東京メトロ日比谷線広尾駅3出口から徒歩約12分 ・東京メトロ銀座線表参道駅a4出口から徒歩約13分 |
駐車場 | |
運営元 |
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