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特別企画~ブラジルと仏教展~

06.10[火]~02.01[日] / 京都府 / 京都佛立ミュージアム

≪ワールドカップ開催地・ブラジルから仏教、日本人を考える≫

2014/05/24(公開:2014/05/23)

京都佛立ミュージアムで行われる展示イベント

特別企画~ブラジルと仏教展~
2014サッカーワールドカップ ブラジル開催記念

サッカーワールドカップの開催、2016年のオリンピックを控えて、世界中から注目が集まっている。日本人にとって、ブラジルは2万kmも離れた地球の裏側。最も遠い国の一つである。サッカー、コーヒー、サンバ、ボサノバ、カーニバルなど様々なイメージがあるだろう。

しかし、決して忘れてはいけないのが世界最大、150万人にも及ぶ同胞、日系移民の国であるという事。その人達は多種多様な民族や文化が渦巻くブラジルの中で、も力強く生き、強靭さで尊敬を集めている。最も遠くにあるブラジルだが、実は日本に最も関係の深い国でもある。

今から106年前、明治41年(1908年)に神戸港から781人の日本人が出向。新天地・ブラジルへの移民を企画したのは水野龍という人物。彼は本門佛立宗の信徒で、過酷な開拓生活において信仰の力は不可欠と考え、僧侶の同行を求めた。

これに応えて、第一回移民船・笠戸丸に乗船したのが当時22歳だった青年僧・茨木現樹、後の茨木日水であった。移民たちの生活は、想像を絶する困難なもので、夢は血と汗の中に消えていった。しかし、彼らは決して立ち止まることなく、南米の大地に確固たる足跡を刻んだ。

今でとなってはブラジルには「日本人が来てくれたからこそ豊かな国となった」、「ジャポネス・ガランチード=日本人なら信頼できる」という言葉があるほどだ。それほど日系人はブラジル社会に欠かせない存在となっていたのだ。

移民たちがそのようになり得た大きな理由の一つが、辛酸極まる歴史の中でも、輝きを失わなかった日本人の誇るべき徳性と精神性があったのだ。そして、そこでは仏教が彼らの傍らで脈々と生き続け、その魂を支えていた。

第一回移民船・笠戸丸により伝えられた仏教は、すでに「日系人の仏教」から「ブラジル人の仏教」へと広がって、人々の心を照らしている。ブラジル日系移民106年は、ブラジル仏教伝来106年でもある。

その軌跡と現在を紹介する展覧会。ワールドカップイヤーの今年、はるか彼方のブラジルに日本人の素晴らしいアイデンティティ、誇りや喜びを見出だそう。サッカーワールドカップを入り口にして、ブラジルと日系人の歴史、その未来を仏教の視点から見つめる展覧会。


<開催期間>
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Comment紹介者コメント

イベニアスタッフ:なずな
「ブラジルで仏教!?と思いましたが、説明を読んで納得、そして深い感銘を受けました。ブラジルは日系移民の国でもあります。当時熾烈を極めた環境で、移民たちの心を支えたのは仏教でもあったのです。

ワールドカップイヤーの今年、ブラジルという入り口から、日系移民、仏教、そして日本人について考えられる、非常に深いイベントです」

※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。

住所 京都府京都市上京区御前通り一条上る東竪町110
会場 京都佛立ミュージアム
開催日時 2014年06月10日~2015年02月01日 00:00~00:00
料金 入場無料
TEL/FAX /
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運営元

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