次元の壁を超えて 初音ミク実体化への情熱展 展示品一例
今や世界的にも人気のヴァーチャルアイドルの初音ミク。明治大学の米沢嘉博記念図書館1階展示コーナーで、初音ミクを三次元に召喚(物理)する、がテーマの展示が行われる。その名も「次元の壁をこえて 初音ミク実体化への情熱展」。
会場にはフィギュア、ドールなどの造形物、網戸使ったアミッドスクリーン、VR(バーチャルリアリティ)ヘッドセット「Oculus Rift」などを使用した技術的な作品を展示予定。初音ミクの召喚に関するありとあらゆる方法が集結すると行っても過言ではない。
はじめに歌声と、公式のパッケージイラストがあった。「初音ミク」の人気とともに、様々なイラスト、動画などに二次創作も広がった。もっとミクの歌を聴きたい、姿を見たい、という情熱が様々な初音ミクを作り出していく。さらにその熱意は高まり、ライブコンサートまで開催された。
今回のイベントは、このような初音ミク現象の中で、コンピュータの中という‘二次元’から、次元を超え、三次元に「初音ミクを実体化させたい」という、夢に挑戦してきたファンたちの試みにスポットを当てる。初音ミクという架空のキャラクターではあるものの、彼女に“会いたい”という「次元の壁を超える」ために発揮された、創意と技術と情熱。
それはファンアート、と片づけられるものではない。最先端技術、豊富な専門知識、職人技とも言える繊細な作業、途方もない時間を注ぎ込んだものであり、まるでSF のようなファンタスティックなアイディアに満ちている。
<展示一例>
・初音ミク ソフトウェア
・音楽CD・関連書籍など
・ガレージキット
・商用フィギュア・ドール・ぬいぐるみ等
・みさいる氏作「等身大初音ミクロボット1号機」
・にくきゅうっ氏作「巨大はちゅねミク張り子」(米子市所蔵)
・筑波大SRSIV作「電飾ウェディング初音ミク 衣装」
・各種技術・ソフトウェアのデモの展示
・アミッド・スクリーン、ポリッド・スクリーン、
・Oculus Rift、3Dプリンター、MMDAgent ほか
・初音ミクの「祭壇」
(ボーカロイドファンの文化「祭壇」にちなみ、会場内にフィギュア、人形、立体工作物等の作品を展示できる「祭壇」を用意する)
・「初音ミク」コスプレ写真のスライドショー
関連トークイベントなども実施予定。詳細はHPにて確認のこと。http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/exh-miku.html
<撮影について>
企画展内は撮影可。ただし撮影不可の展示品もあり。また常設展は撮影不可。
<開催期間>
2014年1月31日(金)~2014年6月1日(日)
休館日:毎週火・水・木曜(ただし祝日の場合は開館)
<開館時間>
月・金 14:00~20:00
土・日・祝 12:00~18:00
※特別整理などで休館する場合あり。当館HP、もしくは開館日に電話にて確認
(2014年1月27日時点の情報)