2014/01/11(公開:2014/01/11)
ラバダン カーニバル(Rabadan):スイス
世界遺産にも登録されている、スイスの古都ベリンツォーナで行われるカーニバル。1862年から続いている伝統のお祭りだ。ラバダンという名前は、ピエモンテ地方の方言で、轟音や騒音などという意味がある。十字軍の時代、アラブ諸国に遠征したときに、イスラムのラマダンRamadanの断食明けの夜の祭りを見て、大騒ぎすること=ラマダンと勘違いしたことに由来すると言われている。
1946年より日曜日の仮面パレード、 懺悔の火曜日にティチーノ州の各地で開催されるリゾットを振る舞うリゾッタータの祭りも合体。規模が拡大して、6日間にわたって開催される一大イベントになっている。
祭りの始まりは木曜日。ラバダンの王に町の鍵を渡すところから始まる。金曜日は子供たちのパレード、土曜日にはピアッツァ・コレジアータ(コレジアータ広場)でティチーノ州を始めドイツ語圏スイスの地方の楽団によるグッゲンムジークGuggenmusikが演奏され、日曜日はさまざまなテーマの仮面やコスチュームをまとった典型的なカーニバル・パレードが行われる。
そしてイベント最終日の火曜日には、およそ3000人分ものリゾットが振る舞われるリゾット・カーニバル(リゾッタータ)が行われ、カーニバルは幕を閉じる。
<開催期間>
2014年2月27日(木)~2014年3月4日(火)
(2014年1月11日時点の情報)