2013/10/31(公開:2013/10/31)
聖ニコラスの到着:オランダ
サンタクロースの起源は、オランダ語で「シンタクラース(聖ニコラス)」と呼ばれる聖人の伝説が元になっていると言われる。この伝承がオランダ人の移住と共に、17世紀のアメリカに渡って、様々な変化を経て、現在のサンタクロースの形になったと言われる。
オランダでは、聖ニコラスはスペインから船でやって来るとされていて、毎年ごとに異なるオランダの港に聖ニコラスが到着する。聖ニコラスは、黒人の従者ズワルトビートを連れ、蒸気船で船着き場に到着する。市長と子供たちが出迎える。
聖ニコラスは白馬にまたがって、子供たちにお菓子を配りながらアムステルダム旧市街をパレードするのが習わしになっている。そして、12月5日には「聖ニコラスの誕生日」が祝われる。よって、オランダでは、この12月5日と、12月25日の2回クリスマスを祝う。また、聖ニコラスの誕生日の12月6日前夜にプレゼントを交換することになっている。
今年2013年、聖ニコラウスは、11月16日にグローニンゲン(Groningen)に到着して、翌日11月17日にアムステルダムにやってくる。従者のズワルト・ピートを連れ、アムステルダム市内をパレードする。そして、その後12月5日までは、オランダ各地をまわって、子供たちのもとを訪れる。
(2013年10月31日時点の情報)