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2013/11/01(公開:2013/11/01)

聖バーバラの日(St Barbara’s Day):オーストリア、ドイツ、フランス

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聖バーバラ(バルバラ)は十四救難聖人の一人で兵士、鉱夫、など火を使う仕事、危険な仕事の聖人。そして幸せな死の守護聖人である。そして、彼女の祭日は12月4日で毎年祝われる。

三世紀ごろの話。バルバラはとても美しく、救婚者が後を絶たなかったため、父親は侍女とバルバラを鍵のかかった高い塔に閉じ込めた。この侍女の影響でバルバラはキリスト教徒になる。しかし、起こった父親は、総督に身柄を引き渡してしまう。彼女は牢獄に向かう途中、桜の木の枝を見つけ、壺に入れ、毎日飲み水を与えていた。処刑の日、その桜は美しい花を咲かせたという。

この言い伝えから、伝統的にゲルマン語派国(特にオーストリア、ドイツ、フランスのアルザス地方などカトリック地域)では、Barbarazweig(バーバラの枝)という習慣が生まれた。桜の木を切ってきて、暖かい部屋の水に生けておく。桜がクリスマスまでに咲けば、幸運がやってくると言われる。また、花の咲くのがちょうど12月25日であれば、特に良い印とされる。

また、カップや、さらに麦をまいた「バルバラの麦」、発芽で来年の収穫を占うこともある。



(2013年11月1日時点の情報)