昭和・大正 美少年☆展
愛知の高畠華宵大正ロマン館で開催される大正~昭和初期の画家「高畠華宵」が描いた「美少年」作品展示イベント
◆今年は高畠華宵生誕125年周年です。今回の企画展のテーマは、華宵が描いた「ファッション」をキーワードに、同時代のファッション文化を紹介します。
昭和3年の流行歌「銀座行進曲」には、「♪華宵好みの君も行く、宵の銀座のオルゴール」という歌詞があります。「華宵好み」とは、高畠華宵が描く女性に共通するイメージ、つまり優雅でモダン、最新流行のファッションに身を包んだ女性のことです。
大正から昭和初期にかけて、華宵は雑誌や新聞の挿絵や広告絵を描いて活躍していましたが、同時に「ファッションデザイナー」「ファッションリーダー」としても注目されていました。華宵が描く女性の着物や帯の柄、洋装の着こなしや小物使い、あるいは髪型や帽子は流行の最先端を描いたものとして、女性たちの間で大人気となりました。また百貨店が売り出す着物や浴衣の柄をデザインし、商品化されることもありました。
華宵自身もファッションリーダーとしての自負を持ち、「同じ柄の着物は二度と描かなかった」と語っています。華宵は西洋の流行をいち早く取り入れ、時に斬新な着こなしを提案するなど、当時の女性ファッション文化と深く関わっていました。
本展では、日本人の生活に西洋文化が徐々に浸透していった大正から昭和初期にかけてのファッションの特徴を、華宵作品を通してご覧頂きます。上品で繊細なセンスのモダンファッションは、現代の私たちを、新鮮な驚きとともに、楽しませてくれることでしょう。
◆休館日・・・火~金曜日(但し7/13・14・15日は学会開催のため臨時休館) 12/8、9 日、年末年始
(2013/6/10 時点の情報)