2013/06/29(公開:1970/01/01)
昭和・大正 美少年☆展
愛知の高畠華宵大正ロマン館で開催されるファッションがテーマの高畠華宵作品展示イベント
◆高畠華宵生誕125年周年となる今年。
今回のテーマは、華宵作品の中でも「ファッション」をテーマにし、同時代のファッション文化をご紹介していきます。
例えば、昭和3年に流行した歌である「銀座行進曲」では「華宵好みの君も行く♪、宵の銀座のオルゴール♪」・・・といった歌詞も。
歌詞にある「華宵好み」というのは、高畠華宵が描いていた女性に共通したイメージのこと・・・。すなわちモダンであり、優雅であり、最新流行のファッションを纏った女性の事と言えるでしょう。
大正時代~昭和初期まで、華宵は新聞に雑誌の挿絵、広告絵など多くの人の目に触れる媒体に作品を描いていました。
そして、華宵は当時の「ファッションデザイナー」であり「ファッションリーダー」でもあったのです。
洋装を着こなし、粋な小物を身に着け、あるいは和服に帯の柄、髪型に帽子に至るまで、ハイセンスなデザインを展開しています。
こうした時代の先を行くデザインは、当時の女性達の間で大人気を博します。
華宵自身も、ファッションのパイオニア存在である事を自覚し、「同じ柄の着物は二度と描かなかった」と延べています。西洋の流行を即取り入れ、斬新な着こなしを世の中に提案してきました。
今回のイベントでは、日本に西洋文化が溶け込んできた大正時代~昭和時代におけるファッションを見ていくものです。
現代に生きる我々にとっては、むしろ新鮮なものに映るかもしれません。
◆休館日・・・火~金曜日(但し7/13・14・15日は学会開催のため臨時休館) 12/8、9 日、年末年始
(2013/6/10 時点の情報)