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「滑稽とペーソス -田河水泡“のらくろ”一代記」展 

01.19[土]~03.24[日] / 東京都 / 町田市民文学館ことばらんど 2階展示室

≪“のらくろ”は何故面白いのか?≫

2013/02/24(公開:1970/01/01)

東京にて町田市民文学館で開催される漫画“のらくろ”の作者「田河水泡」(本名・高見澤仲太郎の作品・資料展示イベント

◆漫画「のらくろ」と言えば、戦前において、少年達に多大な人気を誇り、まさに「一世を風靡した」と言える作品です。
「のらくろ」は、身寄りのない野良犬であり、しかし幾多の失敗を繰り返しつつも、機転やユーモアによって困難を跳ね返し、出世を果たしていきます。
そんな物語に、多くの少年達はもちろん、大人にもその魅力は伝わっていました。

この「のらくろ」作者である田河水泡は、生まれが明治32年の東京市本所区(現・墨田区)です。
生後間もなくして母を亡くしてしまし、田河は伯父夫婦に育てられる事になります。
さらに18歳の折り父も他界しますが、田河は生まれ持っての明るさと下町人情味に支えられて育ちます。

長じてからは、前衛芸術家、落語作家という道へ経て、その後「漫画家」としてデビュー。
ご存じ「のらくろ」で確固たる評価を得ます。

今回のイベントでは、その晩年を町田市玉川学園で過ごしていた「田河水泡」90年の人生に注目し、特に50年という歳月掛けて完結させた「のらくろ」シリーズへの情熱や作品の中に通底しているペーソスの理由をも考察していきます。
多くの人に影響を与えた、その魅力とは・・?

◆関連イベント
・講演会・・・「『のらくろ』はなぜ今も面白いのか?」 2月16日(土)14:00~15:30 講師:夏目房之介(漫画コラムニスト、学習院大学大学院教授)
・講演会・・・「田河水泡と小林秀雄」 3月17日(日)14:00~15:30 講師:渡邉正彦(玉川大学教授)
・落語会・・・「田河水泡の新作落語会」 2月17日(日)14:00~15:00 落語家:三笑亭夢吉、雷門花助
・創作講座・・・「4コマ漫画をつくろう!」 2月2日(土)14:00~16:00 講師:中垣ゆたか(漫画家)
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Comment紹介者コメント

イべニアスタッフ:セリ
「のらくろは、大日本雄弁会講談社(現在の講談社)から出されていた雑誌
「少年倶楽部」で始まりました。
戦前ですから、漫画という、娯楽モノに対しての風当たりが強く、
何より政府からクレームが入って、打ち切りになったりしています。

中身は戦争モノの要素も大きいので、その辺りは世相を反映していると言えます。
現在でもとっても面白く読める漫画です。

最初は『のらくろ二等卒』ですが、段々階級が上がっていきます。
なんだか島耕作みたいですね。

女性にモテたかは定かではないですが、結婚はしたはず・・・?」

※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。

住所 東京都町田市原町田4-16-17
会場 町田市民文学館ことばらんど 2階展示室
開催日時 2013年01月19日~2013年03月24日 10:00~17:00
料金 一般・・・400(300)円、 65歳以上・大学生・・・200(100)円、 高校生以下:無料
TEL/FAX /
MAIL
参考URL http://www.city.machida.tokyo.jp/bunka/bunka_geijutsu/cul/cul08Literature/bungaku/norakuro.html
ドレスコード
アクセス 歩き:JR横浜線「町田駅」ターミナル口から歩いて8分 歩き:小田急線「町田駅」東口から歩き12分
駐車場
運営元 町田市民文学館

※イベント情報は諸状況で場所・日程・時間等が変更する場合がございます。事前に最新情報をご確認の上お出かけください。情報の利用に際しては、「利用規約」および「免責事項」をご確認ください。

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