面白いイベント情報を求めてイベニア

| イベント情報 |



SHARE

facebook

Twitter

川のようにうつろいゆく 『ゆく河の流れ-美術と旅と物語』

10.27[土]~12.24[月] / 栃木県 / 栃木県立美術館

2012/09/30(公開:1970/01/01)

栃木県立美術館で開催される、「時の流れ」「旅」をテーマにした作品展示イベント

◆『方丈記』には、その最初に「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」と記されています。かの書は、平安京が天災に見舞われ社会の混乱期にあった時代に書かれ、その時代の様相を「鴨長明」が俯瞰して見つめ、描き出した文学史の名作です。

今回のイベントでは、その柄澤齊の版画集『方丈記』をスタートとして、美術に文学、悠久の時の流れ、芸術家達の旅といったものをテーマとして様々な作品を紹介するものです。

◆展示数・・・約100点

◆主な出品作品
1・・・序―柄澤齊「方丈記」1993~94年
2・・・文学と美術―オスカー・ココシュカ《テンペスト》(「シェイクスピアのヴィジョン」より)1918年、ウージェーヌ・ドラクロワ「シェイクスピア『ハムレット』」1864年刊
3・・・時の流れ―ヴェンツェル・ホラー「四季―四分の三半身の女性像」1641年、駒井哲郎「丘(日本の四季 春)」1975年
4・・・月をめぐる物語―J.J.グランヴィル「J.メリー『星々』」1849年、野村仁「'moon' score Jan.1,1980」1980年
5・・・歴史画のなかの平家物語―小堀鞆音「薩摩守平忠度桜下詠歌之図」1922年頃
6・・・芸術家の旅―川島理一郎「絵日記」1915年、川上澄生「アラスカ風景(白い墓標)」1924年頃、石川寒巌「大正大震災之一」1923年、清水登之《難民群》1941年、平澤熊一「台湾新竹風景」1935年
7・・・暗黒の時代―阿以田治修「うつろ」1943年、小杉放菴「金太郎遊行」1944年
8・・・穏やかな水辺で―カミーユ・コロー「ヴィル=ダヴレーの池」1847年、橋本邦助「水のほとり」1908年 他

◆同時開催
「<特別別展示>高橋由一」・・・・平成23年度新収蔵の「高橋由一」油彩画「驟雨図」など油彩画、版画が展示されます。

>さらに読む

Comment紹介者コメント

イベニアスタッフ:セリ
「方丈記が書かれてから800年。
この企画は、現代の災害や動乱を、方丈記の時代と重ね、
そうした歴史や姿勢に学ぶものはないか、という意図で立てられているようです。

展示されるのは『芸術家の旅』・・・清水登之「ニューヨーク、夜のチャイナタウン」といった
アメリカ滞在時代の絵画や、川島理一郎のヨーロッパ滞在期の「絵日記」、川上澄生「アラスカ物語」といったものに加え、石川寒巌の震災体験などもあります。

なかなか無常観というものを受け入れるのは大変ですが、
だからこそ学ぶものもあるのやもしれません」

※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。

住所 栃木県宇都宮市桜4-2-7
会場 栃木県立美術館
開催日時 2012年10月27日~2012年12月24日 09:30~17:00
料金 大人700円、大高生400円、中学生以下無料 ※11月3日は入館無料日
TEL/FAX 028-621-3566 / 028-621-3569
MAIL
参考URL http://www.art.pref.tochigi.lg.jp/
ドレスコード
アクセス 歩き:JR宇都宮駅から関東バス[作新学院・駒生行] 歩き:JRバス[作新学院・JR車庫行]で、約15分程度 桜通十文字で降りて直近 歩き:東武宇都宮駅前から 同上路線で5分程度 桜通十文字で降りて直近 車:東北自動車道鹿沼ICから15分程度
駐車場 80台
運営元 栃木県立美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会

※イベント情報は諸状況で場所・日程・時間等が変更する場合がございます。事前に最新情報をご確認の上お出かけください。情報の利用に際しては、「利用規約」および「免責事項」をご確認ください。

RankingPointランキングポイントの投稿

ランキング結果に反映されます。是非ご投票ください!

Link 関連・その他のニュースリンク