札幌交響楽団 浜松公演 ~浜松市制100周年 浜松市札幌市音楽文化都市交流事業~
03.20[火] / 東京都 / アクトシティ浜松 大ホール
驚くべきは、このプログラムとこの値段。札響の“ベト7”と“ベト5”が聴けて3,000円とは、まさに驚きの内容。
日時:2012年3月20日 15:00~
会場:アクトシティ浜松 大ホール
指揮者:尾高忠明(音楽監督)
曲目:
「交響曲第7番イ長調op.92」(ベートーヴェン)
「交響曲第5番ハ短調op.67『運命』」(ベートーヴェン)
(2012年3月12日時点の情報)
Comment紹介者コメント
イべニアスタッフ:はぎ
札幌交響楽団のショスタコーヴィチ「交響曲第5番」を生で聴いたことがある。指揮は今回と同じ音楽監督の尾高忠明で、ホールはサントリー・ホールだったと思う。前プロと中プロは武満徹と誰かの現代曲で、メイン・プログラムが有名な“ショス5”だった。
すごく独特なオーケストラだったような気がする。指揮者が無駄なく的確にタクトを振ると、オーケストラはそれ以上にアグレッシヴに音楽を引っ張っていった。
そう、「アグレッシヴ」という言葉に間違いはない。うまく言えないけれど、とにかくいわゆる「日本のオーケストラ」を聴くのとはだいぶ違う感覚だったのだ。弦楽器は縦に伸びていくような響きでうねるように音楽を前進させ、金管楽器はサントリー・ホールの天井がびりびりいいそうなくらい「鳴らして」いた。オーケストラ全体の「鳴り」でじわりと涙が出たのは、ずいぶん久しぶりのことだった。
ショスタコーヴィチをやるのとベートーヴェンをやるのとでは、もちろんだいぶ話が違うと思う。時代も国も異なるし、おそらく各楽器の演奏方法も異なるはずだ(アウフタクトのとり方とか、音の伸ばし方や切り方とか、そういう物理的なところが)。ただ、ああいうアグレッシヴな集団とその指揮官が、一回の演奏会で“ベト7”と“運命”をやるんだから、それはもう面白い演奏会になることは間違いない。運命の4楽章なんかであの鳴りが出てきたら、たぶんすごいことになると思う。どきどき。
※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。
※イベント情報は諸状況で場所・日程・時間等が変更する場合がございます。事前に最新情報をご確認の上お出かけください。情報の利用に際しては、「利用規約」および「免責事項」をご確認ください。
RankingPointランキングポイントの投稿
ランキング結果に反映されます。是非ご投票ください!