小原真史 イッツ・ア・スモールワールド:帝国の祭典と人間の展示
02.06[土]~02.28[日] / 京都府 / 京都伝統産業ミュージアム 企画展示室
「博覧会」で展示された植民地や異文化
2021/02/13(公開:2021/02/13)
京都伝統産業ミュージアム 企画展示室で行われる展示イベント
2月6日 (土) から2月28日 (日)まで、京都伝統産業ミュージアム 企画展示室にて「小原真史 イッツ・ア・スモールワールド:帝国の祭典と人間の展示」が行われる。インディペンデント・キュレーターの小原真史が企画した同展は、舞台芸術祭の一環として開催される。
19世紀末から20世紀初頭の欧米では、「博覧会」が隆盛し、人々がモノの展示を通じて新たな世界認識を得る空間が生まれた。
初期の万博は産業製品の先進性を競う「産業の祭典」という側面が強かったが、のちに植民地拡大を進める帝国主義国たちが国威をアピールする場になっていった。
日本でも1903年の第五回内国勧業博覧会で、植民地・台湾のパビリオンが建設され、そのほかにも余興施設として「内地」周辺の「異民族」を展示する「学術人類館」と呼ばれる施設が登場した。
第四回内国勧業博覧会跡地の岡崎エリアに位置する京都伝統産業ミュージアムにて、日本における博覧会初の“人間”の展示施設となった「学術人類館」にまつわる新発見写真や、世界各国で行われた同様の資料約1000点などを紹介する。
観客とパフォーマーとの「見る/見られる」という関係性や、西洋の他者として位置付けられてきた身体の歴史をたどる内容だ。
さらに、2025年大阪万博を控えた関西において、博覧会が幻視させてきた明るい未来像の陰の部分にスポットライトを当てることで、グローバリズムの綻びや人種差別の問題、国家イベントの意味を考えるものになるだろう。
<開催日時>
2021年2月6日 (土) ~2月28日 (日)
9:00~17:00 (入館は16:30まで)
※2月15日(月)のみ休館。
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Comment紹介者コメント
イベニアスタッフ
いわば「見世物」としての人間、肉体をテーマにした展示です。博覧会は技術力、国力などを他国にアピールする場になっていたこともありました。日本や海外の博覧会資料などを展示するだけでなく、「見る/見られる」という関係性そのもの、さらにグローバリズムや人種差別についても考えさせられる内容です
※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。
住所 | 京都府京都市左京区岡崎成勝寺町9番地の1 京都市勧業館みやこめっせ 地下1階 |
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会場 | 京都伝統産業ミュージアム 企画展示室 |
開催日時 | 2021年02月06日~2021年02月28日 09:00~17:00 (入館は16:30まで) ※2月15日(月)のみ休館。 ※混雑状況により、入場制限をさせていただく可能性があります。 |
料金 | 一般 500円 ユース・学生 300円 高校生以下 無料 ※チケットは当日会場でご購入ください。オンラインからは購入できません。 「イッツ・ア・スモールワールド:帝国の祭典と人間の展示」は、他のShowsプログラムのチケットをご提示いただくと、無料でご入場いただけます。 「イッツ・ア・スモールワールド: 帝国の祭典と人間の展示」割引 京都市京セラ美術館、京都国立近代美術館、細見美術館の当日のチケット半券をご提示いただくと、¥100 引き でご入場いただけます。 |
TEL/FAX | / |
参考URL | https://kyoto-ex.jp/shows/2021s-masashi-kohara/ |
ドレスコード | |
アクセス | https://kmtc.jp/access/ |
駐車場 | |
運営元 |
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