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kougei project vol.2 小川恵 加藤貢介 塩見亮介

03.19[土]~04.10[日] / 東京都 / 211:AI KOWADA GALLERY

日本古来の伝統から、新たなる跳躍を!

2016/03/17(公開:2016/03/17)

東京の211:AI KOWADA GALLERYで開催されるアーティスト3名による展示イベント

AI KOWADA GALLERYは昨年から、伝統工芸の技能習得に修練を積みつつ、コンテンポラリ
ーアートとしての表現に意欲を燃やしている若手工芸家の仕事を展示紹介するkougei projectを開始いたしている。

今回は、第二回。漆芸、金属、鍛金の3分野でそれぞれ活躍してている小川恵、加藤貢介、塩見亮介の近作を披露する。

乾漆技法によって制作活動を行う小川恵(b.1988)は、黒一色など抑えた色調の曲線的な抽象形態を手がけている。静謐な印象とは裏腹に、乾燥時の漆の収縮より生じた形の歪みをあえて生かすという掟破りの手法を試みる。素材と周囲環境との絡み合いの可視化という新たな表現にチャレンジ。

加藤貢介(b.1988)の金属作品は、表面に浮き出ているごく浅い凹凸のある縞状のパターンを特徴とする。木目や鉱石の断面といった巧まざる自然の造形とも似たこの模様は、鍛造やエッチングなど複数の技法を独自に組み合わせた工程を踏んで生み出されたもの。この模様を刷り出した版画作品も制作する。

塩見亮介(b.1989)は、髑髏や鷲といった古来神的・霊的な力を持つとされていたモチーフを面に象った鎧兜を、緻密精巧に細工する。真田紐で組み上げられ、着用もできるという戦国風の甲冑は、鍛金の古典技法が見事に駆使されており、借り物の力で自らを大きく見せようとする我々の虚栄についての省察を誘う。

日本古来の伝統を踏まえた上で、独自の表現に跳躍を果たそうという若きアーティストたちのみずみずしい感性と研鑽の成果をご覧いただきたい。

◆日時
2016年03月19日(土)~2016年04月10日(日)
12:30~17:30
※休み:月曜日、火曜日、水曜日、3/21(振替休日)は開廊

◆料金
無料

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Comment紹介者コメント

イベニアスタッフ
「思わず心がざわつくデザインの世界。また、新しいものが生まれようとしています。技術として受け継ぐべきものは受け継ぎ、なおそれを破るというのは若いエネルギーがなくては難しいものなのでしょう。既成概念はとっぱらって、楽しみましょう」

※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。

住所 東京都千代田区外神田6丁目11−14 3331 Arts Chiyoda 2F
会場 211:AI KOWADA GALLERY
開催日時 2016年03月19日~2016年04月10日 12:30~17:30
料金 無料
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