私は見た:フランシスコ・デ・ゴヤの版画における夢と現実
07.08[火]~09.15[月] / 東京都 / 国立西洋美術館
≪「夢」と「現実」。ゴヤが見た二つの世界≫
2014/06/02(公開:2014/06/02)
東京の国立西洋美術館で開催されるゴヤの版画作品展示イベント
フランシスコ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテス(1746~1828年)は、その長い画歴のほぼ全時期において版画も制作していました。代表作は、『ロス・カプリーチョス』(1799年出版)、『戦争の惨禍』(1810-20年頃制作)、『闘牛技』(1816年出版)、そして『妄』(1820-23年制作)という四点の連作形式になる銅版画集です。
ゴヤの版画制作は、油彩と比較して『戦争の惨禍』の一葉に付された「私は見た(Yo lo ví)」というタイトルが示しているように、一個人としての芸術家が「見た」ものを、より自由に、「私」的に表現した点によって特徴づけられます、
。『戦争の惨禍』と『妄』は作者が生きていたころには出版されず、『ロス・カプリーチョス』は短期間で販売打ち切りとなった背景には、当時の芸術表現における諸規範を逸脱した、これらの作品の極めてプライヴェートで近代的性格があると思われます。
ゴヤが見たものは、啓蒙主義的観察眼を持ち目撃した社会の不平等や戦争下の惨事から、豊かな想像力を飛翔させた超現実のロマン主義的ヴィジョンに至るまで、多岐に渡っております。
国立西洋美術館は、上述の四大版画集全場面を始めとした215点のゴヤ版画をコレクションしています。
このイベントは「夢」と「現実」というゴヤが見た二つの世界を探求すべく、2011-12年の「プラド美術館所蔵 ゴヤ――光と影――」展に出品されなかった作品をメインにご紹介していきます。
◆展示数・・・約40点
(2014/5/18 時点の情報)
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Comment紹介者コメント
イベニアスタッフ:せり
「スペイン最大級の画家というイメージのゴヤ。
誰もが、きっと彼の作品を見たことがあると思います。
まあ、色々と陰鬱になる作品も多いですが・・。
今回は彼の版画作品がテーマです」
※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。
住所 | 東京都台東区上野公園7番7号 |
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会場 | 国立西洋美術館 |
開催日時 | 2014年07月08日~2014年09月15日 00:00~00:00 |
料金 | |
TEL/FAX | 03-5777-8600 / |
参考URL | http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2014goya.html |
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