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のぞいてびっくり江戸絵画-科学の眼、視覚のふしぎ-

01.25[土]~03.16[日] / 東京都 / サントリー美術館

≪江戸時代後期に花開いた、新しい‘視覚文化’。実際にのぞいて見てみよう≫

2014/01/24(公開:2014/01/21)

八代将軍・徳川吉宗は、異国文化に大きな関心をもち、享保5年(1720)に漢訳洋書の輸入規制を緩和。すると、西洋の科学・技術・文化を研究する「蘭学」が盛んになった。それ同時に、顕微鏡、望遠鏡など、「視覚」に対するこれまでの日本常識を一変させる光学装置も海外から持ち込まれるようになる。

これらの光学装置を初めて覗いた時の驚き、発見は江戸時代の人々に大きな衝撃を与えた。そこから新しい美術作品が生み出されるきっかけとなった。西洋の遠近法や俯瞰図(ふかんず)の技法は、正確で直接的な情報を得られるようになる技術が飛躍的に向上。顕微鏡で観察したミクロの世界にも、強い興味が寄せられた。西洋の博物学から得た知見を活かして、対象を自然科学の眼で捉えようとする写生図も多く作られた。一方、光学的現象への興味は、影絵、鏡・水面などに映る映像にも広がった。

西洋科学の「眼」を知ることによりって、江戸の人たちの「見る」ことに対する意識は大きく変化した。その結果、江戸絵画は大きな変革の時代を迎える。この江戸時代後期に花開いた、新しい〈視覚文化〉を、小田野直武(おだのなおたけ)、司馬江漢(しばこうかん)、葛飾北斎、歌川広重らの作品と、実際に当時使われていた望遠鏡、顕微鏡、覗き眼鏡などを通して体験できる。

記念講演会、親子ワークショップ「江戸っ子もびっくり!万華鏡を作ろう」、ワークショップ「作って楽しむ江戸の流行・万華鏡」などの関連イベントも行われます。


<展示構成>
第1章 〈遠近法〉との出会い
第2章 〈鳥の眼〉を得た絵師たち
第3章 〈顕微鏡〉でのぞくミクロの世界
第4章 〈博物学〉で観察する
第5章 〈光〉と〈影〉を描く―影絵・鞘絵(さやえ)・鏡・水面

<会期>
2014年3月29日(土)~2014年5月11日(日)
開館時間 : 10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)
※金・土、および4月28日(月)、5月4日(日)、5月5日(月・祝)は20時まで開館
※4月19日(土)は「六本木アートナイト」のため24時まで開館
>さらに読む

Comment紹介者コメント

イベニアスタッフ:なずな
「洋風表現を取り入れた遠近法、鳥瞰図、顕微鏡を用いた観察、博物学的な研究目的と芸術的鑑賞性が重なった写生図、騙し絵や円筒状のものに投影すると正常に見える絵など、様々な。

全て‘見る’という視覚をテーマにした作品です。こうした科学的アプローチで江戸絵画を見てみるのも面白いですね」

※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。

住所 東京都港区赤坂9-7-4東京ミッドタウンガーデンサイド
会場 サントリー美術館
開催日時 2014年01月25日~2014年03月16日 00:00~00:00
料金 <当日> ・一般1,300円 ・大学・高校生1,000円 ・中学生以下無料 <前売> ・一般 1100円 ・大学・高校生 800円
TEL/FAX /
MAIL
参考URL http://www.suntory.co.jp/news/2014/sma0001.html
ドレスコード
アクセス ・都営大江戸線 六本木 出口8から直結 ・東京メトロ千代田線 乃木坂 出口3から 徒歩3分 ・東京メトロ南北線 六本木一丁目 1番出口から徒歩 10分
駐車場
運営元

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