川端康成コレクションと東山魁夷
09.22[日]~11.04[月] / 栃木県 / 宇都宮美術館
≪知識も理屈もなく、私はただ見てゐる ≫
2013/09/23(公開:2013/09/23)
栃木県宇都宮美術館で行われる展覧会イベント
日本人で初のノーベル文学賞を受賞したことでも知られる、文豪・川端康成。日本画家の東山魁夷とも親密な交流があった。川端は、「美術品、ことに古美術を見てをりますと、これを見てゐる時の自分だけが、この生につながつてゐるやうな思ひがいたします」という言葉も残っている。生を見つめ続けた川端にとって、美術品とは創作の源であり、命の糧とも言えるものだった。
美術品の収集家でもあった川端のコレクションの中心となるのが、東山魁夷(1908~1999)の作品である。川端は東山の画集に、心を込めた序文を寄せたこともあり、東山も川端作品の挿絵や装丁を数多く手がけた。2005年には、彼らの往復書簡100通も発見されている。
このようにお互いの創作活動で刺激し合い、深く敬慕しあった二人の、魂の触れ合いとも言える交流があった。この展覧会では、文学と美術というジャンルの、昭和を代表する二人の交流を軸にして、国宝3点を含む川端コレクション、これまで未公開だった東山コレクション、両家に所蔵さえている東山作品を一堂にあつめる。そして、作品には川端と東山の言葉も添えられる。古今の名品に彼らがを何を発見して、何を感じていたか紹介される。
<関連イベント>
●講演会「川端康成の日本 伝統とモダニズム」
日時: 9月22日(日) 14:00~15:30
会場: 宇都宮美術館 講義室
定員: 先着170名(無料)
●担当学芸員によるギャラリートーク
日時: 会期中毎週土曜日 14:00~15:00
<開催日時>
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Comment紹介者コメント
イベニアスタッフ:なずな
「夏目漱石もそうですが、文豪というのは美術品にも興味を持っている人が多いようです。やはり美しいものは創作意欲を刺激し、思考を広げてくれるのでしょうか。川端と東山、それぞれの美の世界が響きあいます」
※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。
住所 | 栃木県宇都宮市長岡町1077番地 |
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会場 | 宇都宮美術館 |
開催日時 | 2013年09月22日~2013年11月04日 00:00~00:00 |
料金 | ・一般 900円 ・大高生 700円 ・小中学生 500円 |
TEL/FAX | / |
参考URL | http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/exhibition/specialexhibit_201108.html |
ドレスコード | |
アクセス | ・JR東北新幹線:宇都宮駅→JR宇都宮駅西口5番バス乗場より関東バス「豊郷台・帝京大学経由宇都宮美術館」行き→終点下車(およそ25分) ・JR宇都宮駅からタクシーでおよそ20分 |
駐車場 | |
運営元 |
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