2014/04/16(公開:2014/04/14)
ケーキの泉の祭り:ドイツ
塩の貿易で栄えた、中世帝国自由都市・シュヴェービッシュ・ハルで行われる聖霊降誕祭の製塩業者の祭り。14世紀から行われている。
祭りの起源は2500年前にさかのぼると言われる。あるとき、粉挽き小屋が火事になり、塩の採掘に関わっていた若者がこれを消しとめた。そのお礼として、直径2メートルもの巨大なケーキを送ったという伝説がある。
また、最初に火事を知らせたのは鶏だったという逸話もあり、パレードをする女性の中には鶏の形のワイン壷を持っている人もいる。
中世の趣が残るマルクト広場、コッヘル川沿いで昔から伝わるダンスをしたり、当時を再現する劇をしたり、民族衣装の人々や、鼓笛隊がパレードを行ったりもする。
(2014年4月14日時点の情報)