2014/04/02(公開:2014/04/02)
ヨーロッパ美術館の夕べ:ヨーロッパ各地
ヨーロッパ各地の美術館が、一斉に特別夜間開館するイベントが行われる。元々は、1999年にフランス政府が始めた、春の美術館解放に由来すると言われる。一般の人たちに美術館を解放して、芸術に親しんでもらうことが狙い。
この動きが2001年までに39カ国に拡大し、2005年からは更に来場者を増やすため、「ヨーロッパ美術館の夕べ」として、夜に行われるようになったそう。今では40カ国3000の美術館が参加している。
特にフランスでは1300もの美術館が参加しており、一晩で2000万人もの来館者がある人気文化イベントになっている。パリのルーヴル美術館、オルセー美術館などの有名な美術館をはじめとして、レジヨン・ドヌール美術館、ユネスコのアートコレクションのガイド付き見学ツアーなども数多く参加する。
イルミネーション、コンサート、一夜だけのインスタレーション、映像と音響によるアトラクション、家族向け・子供向けなどのプログラムを行う美術館も多い。また、多くが入場無料である。
(2014年4月2日時点の情報)