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2014/03/30(公開:2014/03/30)

パリオ祭り(Palio di Siena)7月2日、8月16日:イタリア

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パリオの起源は13世紀にまで遡る。1260年・モンタペルティの戦いでシエナが勝利したとき、聖母マリアに感謝の祈りを捧げて、祭と馬のレースを行ったのが始まりと言われる。また、一説によると1147年から始まったとも言われる。

パリオとは「優勝旗」という意味。美しい刺繍が施された豪華な旗を表す。このイベントは例年7月2日と、8月16日の2回開催される。コントラ―ダと呼ばれるシエナ旧市街を分ける17の地区で争う。それぞれのパリオごとに10のコントラーダが馬のレースを行う。

馬は抽選で決められ、当日まで24時間体制で監視される。いかなる理由があっても変更は出来ない。ジョッキーと馬は、それぞれのコントラーダの教会で勝利の祝福を受けてレースに臨む。レース前には、中世の衣装をまとった人たちが、旗を振り、太鼓をたたいてパレードする。

このレースの特徴は、ジョッキーの買収、レース中のジョッキー同士の鞭の打ち合い、押し倒しども認められていること。鞍をつかない裸馬にまたがり、ライバルの進路妨害などを計ったりもする。最後の瞬間まで探り合い、交渉があり、目が離せない。

勝利したコントラーダは「赤ちゃん」として若返りって、首にかけたスカーフにおしゃぶりをつけて街を練り歩く。反対に長い間勝利していないコン トラーダは「ノンナ(おばあちゃん)」と呼ばれる。

2014年7月2日、8月16日

(2014年3月30日時の情報)