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《シマヤだしの素（シマヤ）》1978年 横尾忠則現代美術館蔵

阪神・淡路大震災20年展
横尾探検隊 LOST IN YOKOO JUNGLE

横尾忠則氏はデザイン、イラスト、絵画、版画など、ジャンルの垣根を越えた創作活動を続けてきた。彼の作品には、故郷の兵庫・西脇で見た景色、読んだ本、見た映画など、幼少期に触れたものから受けたインスピレーションが、様々な形で反映されている。

学生服の少年たちは江戸川乱歩の小説に出てくる少年探偵団がモチーフだし、怪人二十面相がモチーフの作品群や、ジュール・ヴェルヌの『海底二万里』から引用された海中を漂う潜水夫を描いた作品、ワイズ・ミュラーが主演したターザン映画、山川惣一の『少年王者』の密林世界に通じる景色を描いた作品もある。今回のイベントでは、それらを描かれた場面ごとにセクションを分けて展示する。

少年時代の横尾氏を取り巻いていた物事が、作品に与えてきた影響を振り返る。誰でも子供の頃に持っていた冒険心、さまざまなものにワクワクしていた気持ちを思い出させてくれる。実際に読んでいた書籍、制作の手がかりとなったアーカイブ資料などもあわせて展示する。そこに潜んでいる「遊び心」に注目したい。


＜関連イベント＞
・講演会「ジャングル・砂漠・雪氷極地...探検千夜一夜物語」
・−横尾さんのターザンの原点−　ワイズミュラー主演映画『ターザン』
・美術館に壁画を出現させよう「スゴロクぬりえに挑戦！」
・隊員募集！横尾ジャングルを探検しよう！「横尾探検隊」
※詳細はHPを確認


＜開催日時＞
2014年4月12日（土）～2014年6月29日（日）
10:00～18:00（金、土曜は20:00まで開館、入館は閉館の30分前まで）
休館日　月曜（5月5日は開館、5月7日は休館）


(2014年3月23日時点の情報)