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[匂ひ] 大正15年 華宵便箋表紙絵

あなたは、悩みを誰に相談するだろうか？

家族、恋人、家族、友人、カウンセラー、占い師まで・・・？色々な相手が考えられるだろう。直接相談するのではなく、ラジオ、新聞、雑誌では著名人が人々の相談に答えるコーナーもある。さらに、現在ではインターネットで相談することもあるかもしれない。大手サイトでは誰でも相談者、そして解答者にもなれる。

いろいろなシステムはあれど、いつだって「人生に悩みはつきもの」。今も昔も変わらない。大正時代の人々は、どんな事に悩んでいたのだろうか？

大正期の雑誌、新聞には、読者からの悩み相談も掲載されている。個人的な相談ではあるものの、相談者や解答者の価値観、社会通念はそのまま大正という時代の世相を写していると言っても過言ではない。

華宵作品をはじめとした当時のイマジュリィ（図像、挿絵や口絵など）には、人々の悩ましい様子が描かれている。また小説などのフィクションにも、「悩み相談」と通じる家庭問題、恋愛問題、経済問題などのテーマが取り上げられることもある。

この展覧会イベントでは、大正時代の人たちの、リアルな悩み相談内容を紹介しつつ、当時の世相、社会習慣、思想、制度について改めて考える。恋愛、結婚（離婚、不倫）、健康、家事、子育て、経済、思春期、就職などのキーワードは私たちにも共通する悩みかもしれない。


<開催日時>
2014年2月8日（土）～2014年5月12日（月）
毎週土・日・月曜日のみ開館
（但し3月8日、9日は学会開催のため臨時休館）
11:00〜17:00（入館締切は30分前

(2014年3月5日時点の情報)