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パンプローナ　サン・フェルミン祭（牛追い祭り）2014：スペイン

サン・フェルミン祭り（Fiesta de San Fermin）は、セビリアの春祭り、バレンシアの火祭りと並んで、ｽペイン三大祭りのひとつとして知られている。牛追い（エンシエロ）が世界的にも有名になり、「牛追い祭り」とも言われており、多くのメディアが取り上げている。

街の守護聖人であるサン・フェルミンの記念日・7月7日がメインで、7月6日から7月14日までの9日間、街は熱狂に包まれる。元々は地方都市の小さなお祭りだったが、ノーベル賞作家のヘミングウェイの小説「日はまた昇る」の舞台になった事もあり、世界中から多くの観光客が押し寄せる。この時期はホテルが満室になり、地元の人たちが自室のバルコニーを貸し出すチラシまで出る。

祭りの開始は、市長が市庁舎のバルコニーで行う開会宣言。花火の打ち上げと共に、広場に集まった大観衆が赤いスカーフを投げ、『ビバ・サンフェルミン！！』と歓声を上げる。白いズボン、白いシャツ、赤いネッカチーフが伝統的な衣装。この赤のスカーフは、斬首刑となった聖フェルミンの血を表すとも言われてる。


サンフェルミン祭りの目玉、「牛追い（エンシエロ）」は毎朝8：00から行われる。元々は、午後の闘牛で使われる牛を、闘牛場まで追い込むためのものだった。安全上牛を‘追う’のは禁止されており、人々は勇気を示すために牛の前を走る。

牛追い、闘牛、パレード、伝統競技の大きな石を持ち上げる力比べなど、様々なイベントが行われる。



(2013年12月18日時点の情報)