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春の祝日‘3月おばあちゃん’（Baba Marta）：ブルガリア

ブルガリアでは、3月1日に、家族や友人にマルティニツァ（Martenitsa）という、赤と白の人形、ブレスレットプレゼントする。

マルティニツァは、赤と白の糸、毛織物、絹、綿などで出来ている。白は、強さ、純粋さ、幸せ象徴する。赤は、健康、血、豊かさを表す。ブルガリアの伝統では、このマルティニツァは、健康、幸運、繁栄を願うもの。身に着けた人は、コウノトリ（地域によってはツバメ）を見たり、木に花が咲いたり、芽吹いたりしているのを見るまでき着用者が春（通常花を咲かせているコウノトリまたは果樹）の最初の前触れを見るまで、マルティニツァを外すことは出来ない。もし、それらを見かけたら木の枝に結び付けたり、地中に埋めたりする。2月頃からマルティニツァを売る店が並び始める。もちろん、手作りする人もいる。また、身に着ける他に玄関に飾ったり、鞄に着けたりもする。

ブルガリアの民間伝承において、ババ・マルタ（3月おばあちゃん）は、むっつりした老婦人。毎日毎日、彼女の気分で天気が変わるという。天気が良くて日が照っていて暖かい日は、ババ・マルタが笑っている。もし彼女が怒ると、寒くなり、雪が降ることもある。ブルガリアの人々はババ・マルタの機嫌がずっと良く、春が来ることを望んでいる。



(2013年11月10日時点の情報)