2013/10/29(公開:2013/10/29)
ラクダレスリング(Camel Wrestling in Selcuk):トルコ
毎年1月第三週末に行われるイベント。DEVE GURESI(らくだ相撲)とも言われる。遊牧民たちが自分たちのらくだを戦わせて行っていたといわれる。オスのラクダが試合には用いられる。ラクダは、競走馬として知られるサラブレッドと同じように、血統が重視される。その血統を受け継ぎ、レスリングのために特別な方法で飼育され、農作業などの仕事のために飼われるものとは異なるという。
ラクダの飼い主たちは、このイベントのためにトルコ中からセルチュクに集まってくる。この時期、らくだは繁殖期に当たり、オスのらくだはとてもデリケート、かつ興奮しやすい状態になっている。この時に別のオスらくだを見ると、敵意を燃やし闘志が湧き出る。怒ってツバを吐いたり、蹴ったり、頭突きをしたりする。ラクダたちは、装飾され、決められたルールに従いレスリングを行う。相手のらくだが逃げる、鳴く、転倒させる、持ち主がリングにロープを投げ入れて試合を中断すれば勝ちとなる。
観客たちは、バーベキューをしたり、宴会をしたり、屋台で売っているラクダ肉(!)を食べたりしながら観戦する。
(2013年10月29日時点の情報)