2013/10/10(公開:2013/10/10)
悪魔を燃やす日 Quema del Diablo (Burning of the Devil):グアテマラ
中央アメリカのグアテマラで行われる、恒例行事。悪魔は、ベッドの下、家の墨、ゴミ、がらくたの間に潜んでいる。 毎年、12月7日になると、家は掃除されて綺麗になる。そしてその際に出たごみは通りに集められ、山にされ、頂上に悪魔の人形が置かれる。夕方6時にそれらに火がつけられて、巨大な焚火となる。
この祭りは植民地時代に始まったと言われる。元々、ランタンを玄関先に吊るしていたがそういった経済的な余裕がない人々が、家のゴミを道で燃やしたのが始まりとされる。グアテマラで数世紀の歴史があるキリスト教の祭り「悪魔燃やし」である。燃やされた廃棄物が大気汚染や温暖化繋がることを配慮し、燃やす悪魔の数が近年制限されているという。
(2013年10月10日時点の情報)