2013/10/04(公開:2013/10/04)
ヴァルプルギスの夜 (Walpurgisnacht) :ドイツ
ドイツのブロッケン山で行われる。ドイツの他にも、北欧、中欧をはじめとしたさまざまな国や地域で行われている。ドイツでは、ハルツ山地の各地で行われ、最も規模が大きものが(Thale)、次いでシールケ(Sierke)となっている。
ドイツ語では、「ヴァルプルギスの夜 ヴァルプルギスナハト (Walpurgisnacht)」とも、「魔女の夜 ヘクセンナハト(Hexennacht)」とも呼ばれている。元々は土着の民間信仰、自然崇拝、聖人信仰
から生まれたとされるが、元々は春を迎えるための神聖な儀式だったらしい。
ヨーロッパにキリスト教が広まると、異教の風習とみなされ、だんだんと魔女の儀式として見られるようになってきた。この日の夜は、魔女たちがブロッケン山に集まり集会(サバト)をすると考えられている。魔王を囲んで、様々な化物などがお祭り騒ぎをするという言い伝えがある。
4月30日から5月1日の未明にかけて大きなかがり火を焚き、春の訪れを祝う。参加者は皆、魔女などの仮装をしている。
(2013年10月4日時点の情報)