2011/09/03(公開:1970/01/01)
川端康成コレクションと東山魁夷 知識も理屈もなく、私はただ見てゐる
日本人として初めてノーベル文学賞を受賞した川端康成。その川端と日本画家である東山魁夷は親密な交流があったことで知られています。美術の世界に深い関心があり、コレクターでもあった川端は、東山作品を入手したり、画集にも序文に寄稿し、東山も、作品を川端に贈呈し、川端作品の挿絵なども進んで描いたそうです。今回の展示イベントでは川端が集めた、コレクション、特に与謝蕪村の池大雅の合作である「十便十宜図」に浦上玉堂「凍雲篩雪図」という国宝級の美術品をメインとし、また東山自身のコレクションも含め、両家が所有していた初公開東山作品を観ることができます。