2013/07/20(公開:2013/07/20)
レーベヒルビ(蕪のランプ祭り)Räbechilbi:スイス
スイスのチューリヒ近くにある、リヒタースヴィールでおよそ100年続く伝統あるお祭り。チューリヒ湖畔にある町、リヒタースヴィールでは『レーベヒルビRäbechilbi』は、元々19世紀に冬の夜に農家の女性達が教会から家にむかう際に、レーベ(またはラーベ)Räben と呼ばれる蕪(かぶ)をくり抜き、灯りとして使っていたという風習から始まったものと言われる。様々な地域で行われるが、リヒタースヴィールの祭りが最も大きい。
昼間は15時頃からコンサート、出店が行われる。街の中には、蕪のランプが飾られる。大小さまざまな蕪をくり抜いて穴を開けて、中にキャンドルを入れる。18時頃からそのカブのランプを持ちパレードを行う。カブのランプで作られたオブジェがのったフロートも行列する。例年、およそ26トンの蕪と、5万本のキャンドルが幻想的な明かりを作り出す。およそ15000人の観光客が訪れる。
家々にも可愛らしいキャンドルが飾られる。毎年、11月の第2土曜日に行われる。
(2013年7月20日時点の情報)